神戸の旅
2014年3月21日
 神戸市立博物館で「ターナー展」を見た帰り、古書店を回ってみた。

◎「行くまで」
 朝、財布をいきなり忘れる。もうなんか実力派である。取りに帰る。そのせいで、どこかのサービスエリアで取ろうと思っていた朝食が、コンビニ弁当に進化した。それと、思ったよりも外が寒かった。春物の上着で来て失敗。


◎「ターナー展」
 ターナーは広島でも前見た記憶があるが、ほとんど覚えてなかったので十分楽しめた。とりあえず、「背景をぼかせばターナー」というのを学ぶ。<ええー 
 しかし、「画面の後ろがボケてる」が、晩年には「全部ボケて、カラフル」みたいになったのが興味深い。抽象画っぽいし。後、ナポレオンを描いた絵がとても良かった。夢のような、不思議な絵である。

 祝日だし、混むだろうと心配していたが、それほどでもなかった。それは美術館も同じだったようで、「階段はこちらです」「会場はこちらです」と学芸員さんがやたら親切だし(暇だったのではないか)、警備員さんも余ってる感じがした。まあ朝早く行ったので、お昼から人は増えたと思いたい。


◎「古本市場灘店」
 六甲ボウルというビルの1階がお店に。ここの駐車場アウディとかベンツとかBMWとかいて、「流石神戸」という感じがした。店はそこそこ広いのもあってか、悪くない品揃え。

「がんばれ!タブチくん!ジュニア版」 1巻 (AC) 105円 いしいひさいち「監修」。
「ドーナツブックス」 33巻 (双葉社) 105円 パソコン関連のネタが時代を感じさせる。
「眼前の敵」 全1巻 (河出書房) 105円 戦争関連の4コマを集めた1冊。
「不幸中の幸い」 (ニッポン放送) 105円 「こんな民宿はいやだコーナー」の楽しさ。

◎「昼食」
 この六甲ボウルに「びっくりドンキー」があったので、時間も丁度良いし入る。しかしあれだな、「びっくりドンキー」行きましたってなんか言いにくいな私だけですか撤回して謝罪しますがどうですか(ダイジェスト)。
 店内からは外の景色がよく見えた。


◎「文庫六甲」
 中々素敵な雰囲気漂う店。小さいながら棚一杯つまれた本。ちらりとのぞく値付け前の縛った本。手書きの値札。これぞ「古本屋」という感じがした。漫画はいくつか古めのものがあったが(奇想天外のSF漫画とか)、手は出さず。

「花ざかりの森・憂国」 (新潮文庫) 105円 近所の図書館に無いので、いっそのこと購入。

◎「口笛文庫」
 偶然発見。横に長い店の前には、安売りだろうか、児童書、雑誌が箱に入れて無造作に置かれている。店内に入ると、おしゃれな絵本、洋書、音楽書が目に飛び込む。どことなく雑貨屋風の店内には漫画も。レジには、若い女性、奥には店主らしい上品な男性。なんというか、とてもお洒落だった。流石神戸(2度目)。

「Uボート・レディ」 (新書館) 200円 高橋葉介の絵はいい。

◎「神戸大学」
 近くだったので、側まで行ってみる。というかすごい上にある。坂道が延々。そのおかげで眺望は良かったけれど。東大・広大・神大は見たので、そのうち他の国立大学も見てみたく思う。見てなんになるか、と言われるとなんにもならないが。


◎「メイカーズブックス御影店」
 商店街というか、町のど真ん中にある店。店員が関西弁で話していて「おお」と感じる。内容はブックマーケット系の無難な古本で(文庫と漫画が主)、とりたてて選ばず。


◎「メイカーズブックス住吉店」
 住宅地の中にぽつんとあった。広さはそこそこ。レジの前に絶版漫画コーナーが低い棚で3棚ほど作ってある。内容は手塚のスターコミックス、松本零士のサンデーコミックス等。

「がきデカ」 1巻 (CC) 210円 マカロニには負けるが、笑える。この頃のギャグ漫画はすごい。

◎「ブックオフ43号東灘住吉南店」
 店の品揃えは良い。CDの充実を感じる。しかし漫画は普通で普通。

「たけしメモ」 (日本テレビ) 180円 動物園ネタとか秀逸です。
「NANNO Singles」 450円 秋のIndication。
「HOPPiNG」 450円 セカンドアルバムだったのか。「瞳に約束」が入ってないではないか。
「The Best Year of My Life」 450円 オフコース。一曲目からたまらない。

◎「帰りながら」
 帰り道、高速から「RUNNER」というビルが見えた。「RUNNER」で「高速」とはオツですな、などと思っていたらラブホだった。ラブホでRUNNERで高速。早漏とか思ってないですよ、全然。


◎「夕食」
 見たいテレビがあったので、外食を諦め帰宅。ほか弁で終了。<朝コンビニ・夜ほか弁>。なにか寂しい。優しい女の子が夕食を作ってくれるといいなあ、とか思う。あれ、このほか弁、しょっぱいや……。


 今回は可もなく不可もなく、みたいな摘みペースだった。それはさておき、町の感じがとても気に入った。いわゆる高級住宅地(東灘区とか)あたりを通ったこともあると思うが、落ち着いた雰囲気の団地が多くて、町を見るだけで楽しい。わりかし余裕のある予定を組んだこともあって、総合的に 納得いく旅行になったと思う。よくできました(花のシール)。


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