東大阪の旅
2017年3月21日
 2017年3月31日で日之出書房の今里本店、近鉄今里店が閉店とのことで、その前に訪ねることにした。

◎「行くまで」
 上の2店を中心に、周辺のお店も回ることにして出発する。思ったより雨が強かった。


◎「日之出書房 今里本店」
  ▼雨

 まず入り口近くの文庫本を眺める。背の高い本棚へ岩波・ちくまがずらっと並んでいるのはなかなか壮観。状態はばらばら。向かいの棚に哲学、美術。奥には文学、歴史、郷土、宗教、画集などの棚が並んでいた。いちばん奥に韓国や北朝鮮の関連本がかなりの量まとまっている。閉店セールか、値段は2割引きだったのだけれど詳しくを失念してしまった。だいたい全部で1700円くらい。

「滝田ゆう落語劇場」 (文春)
「滝田ゆう落語劇場 第二輯」 (文春) 滝田ゆう好き。
「昭和ながれ唄」 (旺文社) これも滝田。カラーページがある。
「官能小説用語表現辞典」 (ちくま) なにかの参考に買いました。
「青空人生相談所」 (ちくま) ――持ってたっけ。うぅ。
「千年後には東京」 (現代書館) 写真集。

◎「日之出書房 近鉄今里店」
  ▼やっぱり雨

 本店の隣り。本店に比べて柔らかい本が多く、趣味、(新しめの)文庫、漫画、児童文学、少しCDという感じ。均一棚では文庫中心に少し小説単行本も見られた。漫画は新しい漫画が一列表裏、ビンテージが1棚、ほかにガラスケースへ入った「オヤジ坊太郎」などのプレミア品、という感じ。新しい漫画棚にも古い本が紛れていた。価格は安め。趣味には、料理、衣服、歴史、ミリタリーなど。

「Sweet Spot」 (CD) 400円 ゆらゆら帝国。
「ニッポン漫画家名鑑」 120円 (データハウス) エピソード豊富。
「コミック版 河童・藪の中」 160円 (小池書院) 作画は望月三起也。
「日の出食堂の青春」 160円 (AC) なんだか縁を感じたので。
「ポーズカタログ 1、5、6」 各400円 (マール社) これは得した気がする。うれしい。

◎「ブックアイランド東大阪布施店」
  ▼だんだん雨がやみ始める

 日之出書房から、近鉄布施駅まで歩く。お店は駅の目の前。文庫と漫画を中心に、少し小説単行本、実用書、2階への階段にコンビニコミック、2階にはCD、という新古書店らしい品揃え。漫画はコミックセット(まとめ売り)にされているものが多くあり、やや古い漫画も。値段は安め。CDはレンタル落ちが主の様子だがジャンルはいろいろ。

「子どもの隣り」 (新潮) 55円 灰谷健次郎。

◎「コングランド八戸ノ里店」
  ▼ほとんど雨はやみました

 布施から電車で移動。駅のすぐ下。またゴリラである。中古のCD、DVD、ギター、エフェクター、ゲームなど。Jポップ以外にもHR・HMとかの洋ロックが揃っていた。ジャズも少しある。専門店だけあってなかなか棚が楽しい。

「Nice!」 (CD) 300円 BaBeは良い。
「Absolute Best For CD」 (CD) 780円 小泉今日子のベスト盤。

◎「コスモクラブ 八戸ノ里商大前店」
  ▼看板の「チェーン店」にはなくなったお店も多い

 八戸ノ里ドライビングスクールのすぐ近く。このドライビングスクール、キティちゃんを使った看板が出ていて可愛かった。大阪商業大学も近いとあって、お店に入るとまず教科書類が目にとまる。3月だからちょうど買われ待ちかな。ほかに文庫、漫画、趣味、実用書。漫画は古いものもあるが、ビンテージは秋田サンデーなど少数。未整理の漫画も多く、在庫は未知数である。店が奥へ伸びるつくりで、児童文学なども奥に少しあった。なんとなく勝手にアダルト中心と思っていたが、写真集くらいで、ちょっと反省する。

「ロミオとジューリエット」 (岩波) 200円 平井正穂訳。

◎「大阪商業大学」
 ぼーっと外観を眺めていたら、大学内に丸善が作られていて、うらやましかったです。一般利用もできるそう。


◎「ブックオフ東大阪みくりや店」
  ▼春ショ古本記事の曇天率

 1階が漫画とCD、DVD。2階に文庫とそのほか。少し古めの本を全体的に見かけた。漫画には「男一匹ガキ大将」(JC)、「三つ目がとおる」(KC)などが紛れている。CDはキャロルがいくつかあってへえと思った。

「コミック場面集 自転車・バイク・車」 (マール社) 250円 今日はこの手のと縁がある。

◎「サイゼリヤイオンタウン小坂店」
 序盤に買ったポーズカタログ3冊によって肩が悲鳴を上げてきたので夕食にした。お得とか言って本を買っているからこうなるのである。あと傘をコスモクラブに忘れて取りに戻ったりするからである。


◎「傘」
 サイゼリヤにも傘を忘れたのでこのあと取りに戻りました(絶望)。


◎「みのたけ書店」
  

 なんとか傘も戻ったので向かう。河内小阪駅の近く。古本とレコードのお店。古本は文庫、小説単行本、音楽、映画、趣味、漫画などでサブカルチャー系の商品が充実している。漫画はビンテージもあり、大友先生のGOOD WEATHERがあって驚く(もちろんしっかりした値段)。全体的にお得で素敵な印象で、こういうお店が近くにあると良いなあと思いながら棚を眺める。

「刑事手帳」 (ワニの豆本) 100円 面白い。
「ヒコーキ野郎たち」 (河出) 300円 装丁が美。
「キャメラマン」 (AC) 100円 村野守美。この方の作品を読みたかったので嬉しい。
「ぜ~んぶおニャン子ねッ」 (フジテレビ出版) 300円 手書きのプロフィールの字が良い!

◎「帰りながら」
 いろいろ歩いたのでさすがに疲れた。しかし収穫も多かったのでめでたいものである。ていうか我ながら傘を忘れすぎである。情けないというか傘に申し訳ない。ごめんなさい。次回は小さい記録をいくつかまとめた記事にしたいと思います。


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