（前編／後編）
◎「視覚のトリック 光る？ 動く！ キネティックアート展」
▼光る？ 動く！
ふくやま美術館で行われていた展覧会。キネティックアートとは、「動く」アートのことで、彫刻が回ったりいわゆる「錯視」（動いているように見える絵）などが展示されていた。
例えば、四角い額（ガク）のようなものが貼り付けてあり、その額が回ったり広がったり閉じたり、いろいろする作品など。面白い。
◎「鈴木三重吉『赤い鳥』の世界」
こちらは、ふくやま文学館。美術館と文学館、歴史博物館はみな近くにある(あとお城も)。鈴木三重吉は広島県出身の児童文学作家で、夏目漱石の門人の一人でもある。今回は彼と、彼が作った有名な児童雑誌「赤い鳥」を紹介した展覧会。三重吉先生が結構ハイカラだったり、児童でこれ読んでた昔の人すごーと思ったり、楽しい展示だった。
◎「ブックオフ神辺店」
▼天気が暗い
えーいつものように記憶が薄い。ちゃんとメモを取る習慣があればなあ。小松左京のなにかと、筒井康隆のなにか、ワニブックス、観月ありさの「ARISA」（CD）など、いろいろ買って喜んだはず。
◎「JUNK堂」
▼相変わらず暗い（うまいこと撮れ）
リサイクルショップ系のお店である。店に入ると「いらっしゃーい！」と店員さんの威勢が良かった。漫画は若干古めではあるもののビンテージは少ない。PCの「ルパン三世」が目立つくらいか。
奥に文庫や一般古書も少しある。値段は比較的安め。
「地球・精神分析記録」 徳間文庫 200円（たぶん） 表紙が格好良い。
◎「三原駅裏本町文庫」
▼前は二軒分店舗があったと思う
店を訪ねると、小さくなっている。以前と比べて、面積が半分くらいになっているような。中心だった漫画やアダルトも減り、代わりに文庫と郷土関係の古本が目立つ。
「あの、前にも一度来たことがあって、そのときと……」と質問させてもらうと、
やはり「ええ、小さくしたんですよ」のようなお返事があった。
「夜のコント・冬のコント」 新潮文庫 150円 「最後の喫煙者」も載っている。
続いて三次編。
◎「みよし風土記の丘」「海洋堂フィギュア展」
みよし風土記の丘は、原始・古代の暮らしについて展示した博物館で、広島県立歴史民俗資料館を併設している。キャラクターが上の写真にある「ハニワだもん」で、かわいい。ハニワだもんバッジを売っていたので購入する。ちなみに現在行方不明である（おいおい）。資料館の展示は古代を知って欲しい、という「古代愛」に溢れていて、見応えがある。
フィギュア展は象が印象的だった。
◎「花いち古書センター三次店」
▼もう少し早く行っていれば
店の前に軽トラックが止まっている。まさか、と思って近寄ると上の貼り紙。軽トラックの運転手だろうか、男性に尋ねると、やはり閉店とのこと。ポイントカードはマイアミでも使えます、などと丁寧に説明してもらった。ありがとうございます。しかし、花いちももう竹原店を残すのみか。
◎「マイアミ書店三次店」
▼空が明るい
今回は文庫本を主にチェック。プレミアが付くようなものは流石にないが、新潮文庫や角川文庫のSFがいくつかあったので購入。ただ、本棚と本棚の間に窓があったり、店の環境が少々気になった。あのままでは本が焼けてしまう予感が。
「ジャズ大名」 新潮文庫 皆100円。筒井康隆。覚えているもののみ記載。
「見えないものの影」 角川文庫 小松左京。
「黄色い泉」 ケイブンシャ文庫 これも小松左京。
◎「VIC21庄原店」
▼変な写真（我ながら）
足を伸ばして庄原へ。店の扉の前に、コミックセットが広いワゴンに入れて置いてある。何の気なしにひとつ取り上げると下に虫の、死た、あっあ。ぎゃー。
コミックはビンテージは少ないが、JSCがところどころに見える。収集初期には結構嬉しい店舗かもしれない。文庫はマイアミ三次店と同程度か、やや変わった本がある、という様相。
「怪盗乱麻」 新潮文庫 100円（より安かったと思うが記憶があやふや）
「マクロス・ラブ・ストーリー」 アニメージュ文庫 相変わらず覚えているもののみ記載。
「恋の特訓授業中」 秋元文庫 理論書ではなく小説である。
(追記：このお店は2015年秋に閉店された)
◎「おまけ」
▼味わいがある
レンタルビデオ AV BOOK ファミリーA、の次が読めない。なんだろう？ Ace？
ここまでが広島県（福山・三次）編。続いて鳥取・島根県編です。 後編へ