竹原の旅
2015年4月18日
 思い立って「花いち古書センター竹原店」などに行ってきた。

◎「行くまで」
 広島市の「ムーンブック」が閉店した、との情報をサイトの読者さんからいただく。それ自体もショックだったが、その結果「ほかの店も行かないと、閉まるんじゃないか」との妄想に囚われ、竹原行きを決意。

◎「花いち古書センター竹原店」
 普通に開いていた(当たり前)。漫画をざっと眺める。少女コミックに気になるものがあったが、結局やめた。今思うと買ったほうがよかったかもしれない。「迷ったら買え」の教えに従うべきだったか。
 その後、少年漫画を簡単に見て、文庫へ移動。

「かかってきなさいっ」 全1巻 (タツミ) 210円 これはすごい……。
「象牙の悪魔」 1巻 (近代麻雀) 105円 絵が美しい。

◎「文庫」
 最近興味を持っているSFを探す。予想していた星新一や眉村卓がほとんど見つからず意外な感じ。年配の男性が同じように棚を見ており、「まさかこの人もSFを」とライバル意識が芽生えたが、実際は時代小説がお目当てだった。

「春の軍隊」 小松左京 (新潮) サイト名の由来でもある。
「超革命的中学生集団」 平井和正 (角川) 有名なので買ってみる。
「ハヤカワ文庫・ミステリ文庫 目録」 (1978/6) これに載っているようなやつ読みたいなあ。
(たしかみな100円台)。

◎「マンガ倉庫呉店」
 漫画が中心のお店。ビンテージコミックのコーナーもあるが、来るたびに品が減っている。あんまり追加はされていないのかも。文庫は新しめが多かったが、一つ購入。

「笑うな」 筒井康隆 (新潮) 200円 「傷ついたのは誰の心」など。

◎「ブックマーケット広店」
 ここに来たのも、もう何年ぶりか。時間がなかったので文庫だけ見る。文庫は漫画より見るのに時間がかかるが、それは慣れていないせいか、背表紙の字が小さいせいか、どっちだろう。

「敵は海賊・海賊版」 神林長平 (ハヤカワ) 108円 ちょっとずつ集めている。
「少年狩り」 野田秀樹 (角川) 108円 とにかく頭が良い人だと思う。

◎「帰りながら」
 竹原の町は「マッサン」特集がところどころで催されていた。また「たまゆら」特集も。私は正直どっちも熱心に見ていないので、いまいち盛り上がれなかった。ちょっと勿体ない。


 今回は半日ほどの短い旅だったが、それなりに棚も見、収穫もあったので嬉しい。なかなか成功だったと思う。ハヤカワ文庫JAなんか含め、SFの本は地道に探して、読んでいきたい。


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