出雲の旅
2014年5月3日
 浜田市世界こども美術館で「五味太郎作品展 絵本の時間」を見て、古本屋にも行った。

◎「行くまで」
 今回の遅刻は15分。「15分だけて、すごい」とか思っていて悲しい。早速中国山地を越えて、島根へ向かう。道中に「ポプラ」というローカルコンビニがあり、弁当など購入。
 この「ポプラ」の弁当、ご飯のところが空きスペースになっている。店で炊いた、炊きたてのご飯を購入時に追加する、サービスゆえである。なんか食堂のオバチャン風サービスだが、温かいご飯は美味しいのでいいと思います!


◎「浜田市世界こども美術館」
  
 ▼左 展覧会のポスター ▼右 美術館の前にあった、ブタ(たぶん)のオブジェ)


 五味太郎氏がどんな画材を使っているか、よく知らなかったが、カラーインクだった。だから原画を傷めないように、照明が少し暗くなってるでしょう、と学芸員の方に言われる。言われたものの、「暗くなってる」なんて全然気づかなかった。仕方ないので「へえ、ああそれで……」などと、うなずいて誤魔化す。
 発色が良く、デザインも優れた氏の作品は絵だけ見ても楽しい。もちろんストーリーもユーモアが抜群で面白い。とても充実した時間を過ごす。

 ところで、写真にあるオブジェは結構大きい。中に入れるレベルで、実際入ろうかな、と考えたが、破損したら賠償請求されそう、と思ってやめた。


◎「ブックマート大田店」
  ▼店の駐車場の側溝にいたカエル (なんだよその写真チョイス)

 出雲方面へ向かう9号線の途中にある、中規模店舗。一般書籍もそこそこ取り扱う。期待は中くらいだったが、わりに古めの本が多く、なかなか良かった。店を出た後105円でお会計されたことに気づき、消費税間違いだったんじゃ――と不安な気分に。

「CAN☆キャンえぶりでい」 全5巻 (JC) 各105円 雰囲気にひかれる。
「ラジカル16」 全2巻 (JSC) 各105円 JSCなので。
「たんぽぽの咲く道」 全1巻 (JSC) 105円 同上。
「青い空を、白い雲がかけてった」 2巻 (CC) 105円 残りの巻も集めたいところ。

◎「9号線」
  
 ▼左 画像がボケている罠 ▼右 水平線

 浜田市と出雲市をつなぐ国道。風車をよく目にする。適度な田舎風情と、ちょっとした町並み、商店街をくりかえす好きなタイプの道路。日本はこういう道が最高。日本海もしばしば登場する。


◎「昼食」
  ▼傾いているのは写真の仕様です

 出雲についたのち、「たまき」という店に向かう。出雲なら「出雲そば」かな、と迷ったが、うどんの方が美味しそうなのでうどんに。当サイトにグルメ精神がないのを実感する。味はとても良かったです。


  ▼で、店の前に猫発見!猫!

  ▼アップで撮る前に逃げられる


◎「ブックオフ出雲渡橋店」
 どことなく、ここら一帯が広島の八木と似ている気がする。店は中規模の平屋で、漫画はそれほどでもないが、CDにいいものがある。渡辺満里奈とか買う。

「MARINA」 渡辺満里奈(以下同じ) 500円 この手の80年代CDを収集中。
「EVERGREEN」 500円
「MISS」 500円
「素直な気持」 大貫妙子 250円 好きなので。
「北野ファンクラブ」 108円 同番組の番組本。
「その後の仁義なき桃尻娘」 108円 橋本治は良い。
「無花果少年と桃尻娘」 108円 同上。

◎「だんだん書房」
 ここと同場所に行き、同じ建物も確認したが、「古本」看板がなく閉まっている。ネット専門になったのだろうか……?
 ネットには渡橋、今市、稲岡などさまざまな住所情報があって気になる。(後日追記 最近「日本の古本屋」でチェックすると「稲岡」の住所が出ていた。こちらで営業されているようです)(さらに追記 「古本屋ツアー・イン・ジャパン」さんに登場しています)。


◎「リコレクションズ」
 元古本流通センター。リサイクルショップのようになっていて、玩具や楽器が目立つ。古本は3棚くらい。他に漫画セットなども少し。雑多に並ぶ一般書籍、 カー雑誌を眺め、摘み無しかな、と思うがなんと絶版漫画コーナーらしきものを発見。規模も小さいし、質も良いとは言えないがコーナーがあるだけでうれしい。

「海の牙」 全1巻 (JSC) 300円 星野作品。表紙がかっこいい。

◎「ブックオフ出雲店」
 相変わらず漫画は振るわなかったものの、哭きの竜1巻を見つける。わーい。CDを見ると、なぜかまた渡辺満里奈多し。ううむ、島根で流行ってたのか、渡辺。

「麻雀飛翔伝 哭きの竜」 1巻 (竹書房) 108円 傑作だ――。
以下すべて500円
「ファンデリア」 くるり 持ってなかった。
「ベスト・オブ・キョンキョン」 小泉今日子 謎アレンジ。
「いとぐち」 高井麻巳子 80年代。
「恋・恋愛・愛」 チューリップ すごいタイトルである。
「NOUVELLE VAGUE」 ムーンライダース 音が最高。

◎「掛合の里」(道の駅)
  
 ▼左 奥、赤い車の後ろの看板に「掛合(かけや)の里」とあるけど見えない
 ▼右 吉田くんのふるさと雲南市掛合町。例によってピンボケで申し訳ない

 道の駅は普段寄らないが、このクラスの山と町になると、他の店がコンビニくらいしかない。そういうわけで寄る。写真の、吉田くん看板もそうだが、駅内の土産物売り場にも鷹の爪関連がやたらと多かった。郷土の偉人である。
 「 「 ターカーノーツーメー


◎「帰りながら」
 175号線を通る。山に囲まれた道路を走りながら、中学校や小学校を、チラホラ目にする。こういう場所で育ったら、全然違う人間になっていたような。少なくとも虫嫌いにはなってない。平凡な住宅地で、平凡な学校に通った私には森の中の学校、野原の前の学校、というのはどこかうらやましい感じがする。


 今回は、簡単な旅行ながら、わりと予定をまじめに立てた。それもあり、充実度の高い一日になったと思う。また、こどもの日直前ということもあり、民家に鯉のぼりがいっぱい立ってるかな、と思ったがそれほどでもなかった。少子化というか、鯉のぼり出すのめんどうくさいのか、というか、そんな感じ。

 あと、初めて写真を載せてみたところ、思った以上に下手でゲンナリした。すみません。


◎おまけ
  ▼キャンペーンかなにかで、暑い中がんばっていたローソンのポンタ


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