広島県の閉店した・開業が確認できない古本屋一覧

 広島県の閉店した古書店情報です。(店舗がなくなる、開業が確認できない、など) /開店
 ※2019月8月時点の情報です。

◎チェーン店編  ◎個人店編

◎チェーン店編
花いち古書センター
 三次店の写真 (三次店)
閉店 五日市、井口、宇品、海田、霞、己斐、可部、可部三入、観音、祇園、隅の浜、高陽落合、高陽矢口、甲山、白島、府中、舟入、船越、古市、八木、安東、横川、吉島、呉、広、西条、八本松、廿日市、本浦、三次の各店舗。マイアミ書店の三原店も閉店。
開店 竹原店のみ。

 00年代ごろから閉店が増えていったようで、私が古本屋巡りに注力した2010年ごろにはすでにないお店も多かった。町の古本屋さんチェーンという雰囲気で、漫画を中心に、ほとんどのジャンルの商品を扱っていた。価格はブックオフよりは高めだったような。

ゆーとぴあ
 花いち古書センター系列で、アダルト中心。船越店のように、「花いち古書センター船越店」から、2000~2003年に「ゆーとぴあ船越店」、2007年ごろから「マイアミ書店mini船越店」という変遷を辿ったお店もある。八木店も同様。これら三チェーンは、同系列。
ブックマーケット
  (尾道店)
 2014/11に長楽寺店、2016/2に福山店、2017/1に広店(呉市)が閉店、尾道店は「ジャンク堂尾道店」に名前を変えた。クジラが跳ねているマークが印象的。長楽寺店に古い文芸書が置いてあったりして、新古書店ながらブックオフとはまたちがう雰囲気のあるチェーンだった。
ベストワン
 西区天満町、東区若草町(広島駅裏)、安佐北区落合、安佐南区祇園、八木(漫画喫茶併設の「ベストワン・ブックセンター」と「ブックス・ベストワン」の2店舗)、可部、熊野に店舗があった。いずれも閉店。可部店は現在、ロッククライミング関連のお店に。
古本倉庫
 熊野に店舗を置いていたベストワン系列の古本屋。背の高い本棚に大量の在庫があった。漫画喫茶併設。
ランクル
  (焼山店)
 宇品、安佐南区山本、中区富士見町、焼山、黒瀬にお店があったがすべて閉店。黒瀬店は「古本屋どんぐり」というお店に変わった後、2012年頃閉店。いまも「本」の看板は残っている。宇品店の閉店は2010年ごろ。上記各店舗は、同時に存在したわけではなく、移転を経ていた様子。
レプトン
 現在も県内に数多く、古着、ゲームを扱うお店を構えているが、古本は取り扱っていない。漫画中心のお店だった「まんがらんど よむよむ 五日市店」も2016~17年ごろに閉店。
ジャングルブック
 西条下見にあった、わりと大型のお店。ゆめタウンの近く。CD、ゲームも扱う新古書店的な品揃えで、ビンテージコミックはあまりなかった。2017年に運営元の株式会社ナユタが幕を閉じる。三原市にもかつて同名店があり、おそらく系列店。こちらは2007年ごろまでは確実に営業していた模様。
フタバ図書リサイクル館
 八木店が2015/3/1をもって閉店、西条店が 2018/11/30に閉店した。フタバ図書内の古本コーナーに統一された様子。
エコロジア
 フタバ図書系列の大型古書店。広島駅前店、八木店などがあった。携帯やDVD、アダルト商品を合わせて売っていたお店も。本やCD、DVDなどの商品はフタバ図書内古本コーナーに、携帯やブランド品などはフタバ図書系列の「買取大陸」に統一されたようである。
啓文社リサイクル館
 啓文社もリサイクル館を持っていたが、高須店が2014/8/24をもって閉店した。
TSUTAYA啓文社
 福山市神辺町に「TSUTAYA ecobooks 啓文社神辺店」があったが、閉店した模様。それとも名前を変えただけで、現在も古本を取り扱っているのかな? 未調査。
未来屋書店
 段原ショッピングセンター内の広島段原店と、呉市のクレアル店があったが、どちらも閉店(段原店は2018/10/31)。現在は宇品のイオンにお店があるが、古本は扱っていない。新古書店系の品揃えながら、コミックセットにビンテージが紛れていたり、個性もあるお店だった。芸能人とかお笑い芸人のネタ本的なものも妙によく見た気がする。クレアル店で「私の國語教室」を買ったがまだ読めていない。
ブックワン
 中区榎町と、安佐南区西原。榎町店は元の「栄光堂書店」だったとのこと。
ほんダフル
 上天満店があった。2013/6?頃閉店(HPとブログも閉鎖の様子)。ビルの一階。漫画中心に、ゲーム攻略本や文庫、一般書籍など。フロアに本棚を何本も並べた感じの、どことなく急造されたような雰囲気があった(印象)。
ぐりーんはうす
 文庫本と漫画を扱う宝町店、大判の本も多くあった段原南店、ほかに西条店、の3店舗があった。
まんがランド
 宇品と中区吉島東に店舗があった。
開放倉庫
 2016年9月、買取専門のお店が複数できたがいずれも閉店、2017年2月11日に広島店も作られたが、これも翌年には閉店した。
ブックステーション府中店
 
府中市にあったお店だが(2015/4/29)行くとイエローハットが建っていた。閉店の様子。
ブックランド
 福山市駅家町に店舗があった。尾道市と三原市にも同名店があった様子。関連はあるのかな? 三原店はゲームソフト販売の「TVパニック」も併設していた。
VIC21(リンク切れ)
 庄原店は漫画と文庫本を中心に、CD、ゲームなども扱っていた。探すと珍しい本もちらほらある感じのお店だったが2015/9、閉店。ほかに倉敷市の玉島店が2013/1/31に、岡山県井原市の井原店が2015年ごろ、福山市東川口町の川口店が2014/9/30に閉店。また新市店は2018/7/31に、2019/1/6には2013/12/7にオープンした松永店が、それぞれ閉店している。
トレンド書店広島あけぼの通り店
 アダルト中心ながら、文庫、漫画等も扱っていた。広島市東区。2017/7ごろ閉店。東広島の八本松店は営業している様子。

ブックオフ古本市場は各HPに最新情報が載っています。

  (大学病院前店:魚手さん提供)
 ブックオフでは大学病院前店が印象に残っている。広大の病院前のビルで、現在は自転車屋さんが入っている。駐車場が店から少し離れたところにあり、一般の駐車場の何台かがお店のものになったタイプだったと思うが、傾きというか狭いというかめちゃめちゃ停めにくかった。一階がCDやDVD、二階が漫画、文庫など古本のコーナー。大きいお店ではなかったが、CDなどちょっと面白い品揃えで、漫画も新しめのサブカルチャー系が揃っていたり、かなり好きなお店だった。ここでビートルズのよく分からないベスト盤を買った。ブックオフは西条に2店舗あった時代とか、温品店とか西原店とか、チェーンとはいえやはり懐かしい。


◎個人店編
〈広島市〉
〈中区〉
文蘆書店 (紙屋町)
 
 古雑誌を中心にワイルドな状態で並ぶ古本がトレードマークだった老舗。2015/9/30閉店。跡地には「アカデミイ書店紙屋町支店」が移転して入った。
マリン書房(マリーン書店?) (紙屋町)
 アカデミイ書店紙屋町支店(旧位置)の近くにあったお店。
宝豊堂書店 (東区尾長西→紙屋町)
 住所の場所に発見できなかった。閉店らしい。サブカルチャーに強かったとのこと。
南海堂 (本通)
 黒っぽい本を扱っていた老舗。80年代後半に閉店。現在ロッテリアがある場所。
三国書店 (本通)
 同様に老舗だったが、かなり前に閉店。
古本交差点 (大手町)
 古本屋が複数集まった複合型の古書店だった。2013年7月16日オープン。店舗営業を2015/5/31終了し、「カジル横川古本市」など催事中心に営業している。
明輝堂(リンク切れ)(三川町→紙屋町)
 1993年に設立した、漫画や趣味の本に強かったお店。その後、BLなど、主に女性向けの同人誌専門店へシフトしていき、「明輝堂スペース2 広島」(紙屋町)として営業していたが、2018年2月に池袋、福岡のお店とともに閉店した。その後も営業をつづけた大阪、名古屋の店舗も、2019年6月24日閉店、通販事業も終了した。大阪、名古屋のお店は「駿河屋」に受け継がれる様子。
快傑洞 (三川町)
 かつての明輝堂の隣。広島県内にいくつかの系列店があった。趣味系の古書など。
いみでかあ書店「紅葉通信部」 (三川町)
 快傑洞2階。事務所のみの営業。
学生書房(参考) (千田町)
 「大学堂書店」の系列だったが、現在は「大学堂書店」のみに。
まんが村千田町店 (東千田町)
 名前から考えるに、漫画が中心のお店だったのだろうか。
エイス書房 (東千田町)
 エイス書房の写真
 2005年12月31日閉店。28日の中国新聞に記事あり(調査中)。
関根書店 (東千田町)
 1982年オープン。文系古書全般を扱っていた。
神戸堂書店寺町店 (寺町)
 西区横川にあった「神戸堂書店」の支店。
椿書房 (吉島)
 教科書を中心とする教育資料、行政資料などの専門店だったが、閉店。もともと無店舗形式。
特価本センター (吉島)
 漫画と一般古書のお店。2000年代後半ごろからアマゾン等での通販専門店になり、店舗販売は終了。
珈琲と古本とお酒 EBAR (江波)
 中区江波。未調査。グーグルマップに「閉店」の情報が(2017/10)。
まんがや (十日市)
 漫画専門店だったとのこと。
国泰寺書店 (国泰寺町)
 文系古書全般を扱っていた様子。

〈東区〉
戸坂書店
 戸坂、消防署や交番の近く。古書全般、漫画、写真集など。快傑洞等、多くの系列店があった。
ナゴヤ書店
 二葉の里にあったお店。店主は後に「ブックベスト」を開店。

〈南区〉
府中書店東雲店
 戸坂書店、快傑洞と同系列。また、安佐北区落合に店舗があったこともある。現在はネット古書店に。

〈西区〉
ムーンブック
 横川。黄色い幌が特徴。漫画と文庫の多い店だったが、2015年春ごろ閉店。古本屋ツアー・イン・ジャパンさんに2009年、下記「神戸堂書店」、「景雲堂書店」(営業中)とともに登場している。
神戸堂書店
  
 写真集と漫画・文庫を扱う、町の古本屋さんらしいお店。2016年現在開業を確認できていない。
ブックドア
 観音、西郵便局近く。コミックが多いが、ハードカバーも扱っていた。
ブックベスト(ナゴヤ書店→)
 天満にあったとのこと。もともとベストワンの1号店だった場所に入った流れがある。
豆の木古書店
 己斐本町、広電西広島駅の裏。スタンプカードに豆のハンコをつけていた。ブックオフで買った漫画に、このハンコを押されたものがあり、そのうち写真を載せたいと思うのですが、どの本だったか(管理しろ~)。
アマノ書店
 観音。店舗を発見できず。通販専門に……?
リサイクル・イン・ブックジョイ
 草津にあったが、2014/2/11に立ち寄ると、閉店していた。奥に細長いお店でほとんど漫画中心。ビンテージも少しだがあったと思う。なぜかスロットマシンのようなものも置いてあったような……?

〈安佐南区〉
万部書店
 安佐南区西原。ゆめタウン祇園の前で営業していた。
茶々丸館
 安佐南区緑井。ゲームも扱い、リサイクルショップと似た感じだった様子。
ブックススマイル
 安佐南区安東。インターネット古書店である「スマイルブックス」とは別のお店。ビデオなどのアダルト商品中心ながら、成年向け同人誌、漫画、写真集などの古本も扱う。18~25時の不定休営業のかたちで開店していたが、2018年5月に閉店した。

〈安佐北区〉
BOOK&BOOK まんが天国
 安佐北区可部(?)にあり、漫画とアダルトが中心だった。
ブックセンター
 安佐北区可部(?)にあった店舗。
(芸備書房)
 安佐北区口田南で鉄道関係の古書等を扱っていたお店。2010年12月31日にいったん閉店し、営業時間を短縮するなどして「安芸矢口企画本所」という名前に変わって、不定期営業されていた。2019年1月、同じ場所に新たに「谷口屋書籍雑貨店」が島根県江津市から移転し、定期営業中
 ちなみに、鉄道に関する古書は鉄道模型のお店「ポポンデッタ」でも取扱いがある(広島サンモール店など)。

〈佐伯区〉
実藤書店(リンク切れ)
 五日市。2010年5月に実店舗を閉店し、通販専門店になっている様子、だったが、ジオシティーズの閉鎖とともにHPが消えてしまった……。目録等?
文雅堂書店
 五日市。店舗の看板は発見できたが、営業は確認できず。通販専門か。八王子に同名店があるが、おそらく無関係。


〈廿日市市〉
文窓堂書店
 廿日市市新宮、国道2号線沿い。古書全般。その後インターネット専門の「古書ネットH&S」に。

《大竹市》
ふるさと古書店
 本町にあり、70年代後半の開店。江戸・明治の古書古文書、また骨董品も扱っていた。

《東広島市》
コミックランド西条
 西条町助実にあったようだが、現在は薬局になっている模様。
西条プラザ内の古本屋(名称調査中)
 2003年6月ごろ閉店。
一興堂書店
 下の「BOOK(ブック)プラザ西条」と同一店(?)かもしれません。
ブックプラザ西条
  (さるさん提供)
 漫画の品ぞろえが豊富で、ビンテージ、絶版漫画も扱っていた。横に長いワンフロアに、趣味、実用書のほか小説単行本などさまざまな本が並ぶ。価格は全体的にしっかり目だった。2017年3月~10月ごろ閉店。
北斎堂
 八本松町にあった。戸坂書店、快傑洞と同系列と思われる。

《呉市》
長尾書店
 呉市本通にあったが、現在は居酒屋になっている模様。2000年ごろの閉店。
河童堂書店
 1990年ごろにはすでに閉店していたとのこと。呉医師会病院と休山トンネル入口交差点の間の八百屋さんの向かい辺りにお店があったが、現在は建物自体変わっているそう。
公文堂書店
 広本町にあったらしいが確認できず。
古書籍BOX (広→中央→焼山)
 焼山に看板が残っているものの、現在は古書目録、催事での販売に特化した様子。

《安芸郡》
がんぽ古書館(岸保古書館)
 海田町の窪町にあった。一般古書。
山根書店
 海田町、広銀海田支店の近くにあった。
さとう古書店
 日下橋周辺にあったとのこと。

《安芸高田市》
ふるほん三ツ矢吉田店

 吉田町に店舗があった。のち広島市東区に移転し、現在は無店舗。即売会や催事、ネット上で現在も営業されている。

《三次市》
ふるほん三ツ矢三次店
 安芸高田市吉田にあった「ふるほん三ツ矢」の支店。古本以外にゲーム等も扱っていた。

《竹原市》
BOOKプラザ竹原
 コミック、小説などがあった様子。

《三原市》
三原古本センター
 三原古本センターの写真
 港町の国道2号線沿いにあった。尾道書房系列。
ブックランド
 港町にあり、現在はリサイクルショップに。

《尾道市》
ブックランド
 土堂にあり、画材なども扱っていた模様。
画文堂
 同じく土堂。営業中の「尾道書房」系列で、ミステリ古書に定評があった。もともと、一、二階にお店があったが、現在は一階が「8ページ」というバーに改装されている。店内にも古本が多数。2017年時点では、お店の方に話すと上の古本倉庫スペースへ入れたようだが、未調査。
BOOKプラザ尾道
 やはり土堂。三原市にある駅裏本町文庫(営業中)の系列店だった。

《福山市》
児島書店の支店
 天満屋内と、三吉町、延広町に支店があったようだがそちらは閉店。元町の児島書店本店は現在も営業中。
万伸書店
 本店(東福山駅近く)、赤坂店(赤坂町)ともに閉店の模様。大型店舗。
夢屋 (繊維ビル→加茂町)
 もともとは新刊書店だったそう。
福山書房
 新涯町にあった古書店。
文芸舎
 伏見町、駅近くで営業。文芸書中心に古書全般を扱い、道三町には倉庫があった。
赤木書店 (伏見町→南本庄)
 現在インターネット専門に。
安部書店
 新幹線のガードに近い今町にあった。郷土、文学など。
小畠書店
 昭和町にあったとのこと。
しあわせ文庫
 春日町にあったが、その後インターネット専門に。
ブックワールド 
 コミック、文庫中心。のちにダイムラー書店の名前でネット店舗化したが、閉店。
新論書店 
 愛知県にある天満堂で修行のあと独立。写真集、雑誌など。神辺町。


おわりに
・店舗についての質問、訂正等は掲示板へどうぞ。分かる範囲で回答、訂正させてもらいます。
・紹介コメントは個人的な見方、書籍、掲示板への書き込みを多く参考にいたしました。
・私が古本屋さん巡りを始めたのは2010年ごろからで、「こんな古書店があった」「○×書店はこんなお店だった」など、かつての情報は知らないことが多く興味を持っております。こちらもぜひお気軽にどうぞ(ただし返信速度はまちまちです。ご了承ください)。そのほか、県内の古本市・即売会等の情報もどうぞ。
・これまで情報を提供していただいた皆さまに深く感謝いたします! ありがとうございます。
開店・閉店リスト(編集中)
 年表形式で、開店・閉店の情報をまとめています。未完成。
 ※まちBBS等、インターネットの情報も多く参考にしていますので、信憑性についてはご配慮ください。
 ※転載等の際は掲示板にご一報いただけると幸いです。


主な参考文献
日本古書通信社 (1977、83、84、89、90、2001、11) 『全国古本屋地図』 日本古書通信社
江下雅之 (1998) 『マンガ古本雑学ノート』 ダイヤモンド社
江下雅之 (2002) 『マンガ古書マニア』 インターメディア出版
井川樹 (2013) 『ひろしま本通物語』 南々社
岡崎武志 (2006) 『気まぐれ古書店紀行』 工作舎
岡崎武志 (2015) 『気まぐれ古本さんぽ』 工作舎
小山力也 (2013) 『古本屋ツアー・イン・ジャパン』 原書房
小山力也 (2015) 『古本屋ツアー・イン・ジャパン それから』 原書房
豊嶋睦 (1986) 『寸草心』(五、比治山女子短大草創の頃) 比治山大学

そのほか、多数ウェブサイト参照。


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