読書記録
 2014年 15年 16年 17年 18年

10月02日 『現代日本の思想』 (久野収 鶴見俊輔 岩波新書)
 『岩波新書の50年』で気になったので読んでみたが、本当に面白かった。鶴見俊輔の論理の導き方というか、文章の書き方がすごく私の好みに合っていて心地よい。さまざまな思想について、大意をすっとつかみ取っていくような鮮やかさが読んでいて気持ちよかった。オススメ。
09月21日 『ポルノ雑誌の昭和史』 (川本耕次 ちくま新書)
 さまざまなジャンルにわたる話を、広範にまとめてくれていて、面白い。エロ本も興味深いなあと感じる。
09月18日 『テレビCMの青春時代』 (今井和也 中公新書)
 杉山登志と松尾真吾について書かれている。杉山は知っており、さらに詳しく知ることができて良かった。松尾は初めて知ったが、その働き方には、なんとも大変な時代だったんだな……と胸がつまった。こちらも、実際のCMを確認しながら読んだ。イエイエのCM良いですね。
09月16日 『広告のヒロインたち』 (島森路子 岩波新書)
 図版も豊富で読みやすい。紹介されているCMをYouTubeで探しながら見てより楽しめた。ナウい読み方である。加賀まりこのアルファチョコCM良い。広末のCMはこの本がきっかけで見ました。
09月06日 『経済成長という病』 (平川克美 講談社現代新書)
 経済成長についての話も興味深かったが、秋葉原通り魔事件について触れている部分は、特に印象的だった。
08月30日 『部長、その恋愛はセクハラです!』 (牟田和恵 集英社新書)
 権力の構造がある限りセクハラの危険性は非常に大きいこと、男女の環境と考え方のちがい、などについて読みやすく解説され、勉強になった。
08月30日 『調べる技術・書く技術』 (野村進 講談社現代新書)
 ノンフィクションの書き方について細かく書かれている。資料の徹底的な集め方、整理の仕方など、やはりプロのライターはすごいな、と思う。また、例として出てくる著者の実際のノンフィクション記事がどれも興味深く、やっぱりネットの雑多な情報では太刀打ちできない、「ノンフィクション」の強さを感じた。
08月30日 『岩波新書の50年』 (岩波書店編集部編 岩波新書)
 歴史の部分も面白かったが、かなり細かくこれまでに出版された新書の紹介がされているので、いろいろ読みたい本が見つかった。
08月23日 『ロッキング・オンの時代』 (橘川幸夫 晶文社)
 創刊時代の回想録。少し引いた視点も、ポンプや岡崎京子のこと、ロックへの考え方など、共感でき、面白い内容が多かった。
08月20日 『教養主義の没落』 (竹内洋 中公新書)
 若者が云々のところが「少し」あって、「そういう人間を求める社会があるからだ」と若者らしく反発してしまったが、決して本質的にはそういう「最近の若者は本を読まなくてねえ」みたいな本ではないと思う。著者は歴史的に構造的に、読書傾向の変化を辿っていく。それが面白いし、若者が「教養主義」に希望を見出していた時代があったということには、そしてその変化には、読んでいて感じるものがあった。
08月19日 『読書狂の冒険は終わらない!』 (三上延/倉田英之 集英社新書)
 著者のファンには面白いはず。自分が偏った本の読み方をしているなと思った。
08月19日 『サブカルで食う』 (大槻ケンヂ 白夜書房)
 必要なのは「才能・運・継続」とのこと。自伝的な内容や、おすすめ映画なんかも載っていてなにかと面白い。
08月13日 『編集とはどういう行為か?』 (松田哲夫/室謙二/黒川創 SURE)
 「鶴見俊輔さんの仕事」シリーズの一冊。鶴見俊輔はやはりすごい人だった。
08月07日 『東大生はどんな本を読んできたか』 (永峰重敏 平凡社文庫)
 読書史から社会が見えてきて面白い。新人会や学生が本を買うひとの中心だった時代のことなど知らないことばかりで為になった。
08月07日 『君はどこにでも行ける』 (堀江貴文 徳間書店)
 国際的な変化をホリエモンの視点から知ることができ、フームとなった。
08月06日 『少年少女通販広告博覧会』 (串間努 河出書房新社)
 もう少し掘り下げて知りたい気もしたが、さまざまなジャンルをところどころインタビューも交え読めて勉強になった。カタログ形式の通販広告が好きだな。
08月05日 『ゾウの歩んできた道』 (小原秀雄 岩波ジュニア新書)
 ゾウの生態から歴史まで詳しくて良かったものの、正直びっくりするくらい読みにくかった……。話題が行きつ戻りつしたり、もう少しすっきり編集できなかったのかな……(私がアホなだけだったらすみません)。
08月05日 『日本人は何を捨ててきたのか』 (鶴見俊輔/関川夏央 ちくま文庫)
 面白い! 鶴見俊輔のことは名前しか知らなかったのですが、とても興味を持ちました。対談形式なので読みやすいし、内容も充実していて◎。


07月31日 『視覚マーケティング戦略』  (ウジトモコ クロスメディア・パブリッシング)
 ビジネスとデザインのつながりが図版豊富にわかり、勉強になる。
07月28日 『象のいない動物園』 (斎藤憐 偕成社)
 戦争のために殺された象にまつわる戦中と戦後の物語。泣く。
07月26日 『人生を面白くする本物の教養』 (出口治明 幻冬舎新書)
 頷くところも多かったものの、消費税の話など、ちょっと相容れないところもあった。
07月26日 『素敵なダイナマイトスキャンダル』 (末井昭 ちくま文庫)
 後半のハンジョーの話は「ザ・80年代」で、現代っ子の私は「お金があって良い時代ですね」としか思えず、あんまりだったが、雑誌の話や、飄々とした語り口は楽しかった。
07月25日 『新しい左翼入門』 (松尾匡 講談社現代新書)
 少しくだけた文体で読みやすく、全然知識のなかった私もまさに入門として読めた。ここを手がかりにいろいろ読んでみたい。間に挟まる人物紹介も◎。
07月23日 『そうそう そうなんだよ アナウンサー和田信賢伝』 (山川静夫 岩波現代文庫)
 このアナウンサーのことは偶然知って、ウィキペディアを読んだりしていたけれど、こうして伝記形式で読むと格段にわかり、面白かった。本人の人生や人柄も特徴的だけれど、著者の文章や構成のうまさで、人物像がありありと浮かび上がって、ずっと興味深く集中して読んだ。
07月22日 『ネリモノ広告大全 ちくわ編』 (中島らも 双葉文庫)
 相変わらず中島らもは面白い。
07月18日 『「ない仕事」の作り方』 (みうらじゅん 文藝春秋)
 戦略的な部分もあってこその、面白い原稿なんだな、と分かる。
07月18日 『自分の仕事をつくる』 (西村佳哲 ちくま文庫)
 自分が悩んでいたり、考えていたりしたことで、同じように悩んだり考えたりして、自分なりの答えを出して生きていっている人がいる、というのがわかり、うれしかった。
07月18日 『トマトイプーのリコピン 3』 (大石浩二 JC)
 ちょっと疲れ? も感じましたが、今後も楽しみ。
07月18日 『夕焼けの詩 32』 (西岸良平 小学館)
 本当にすばらしい絵。ほのぼのと不思議なSF感も良い。
07月17日 『つきよのかいじゅう』 (長新太 佼成出版社)
 それでいいのか、というか、まあいいか、というか、それもいいなあ、というか。
07月17日 『いま語りえぬことのために』 (辺見庸 毎日新聞社)
 著者の社会への危機感と、死刑制度のいやな感じがひしひしと伝わってくる。考えながら読んで内容にも共感したが、なにより文章の上手さに感動した……。
07月16日 『奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの』 (久住邦晴 ミシマ社)
 町の本屋さんの置かれた状況の厳しさがよく分かる。ドラマチックな内容も惹かれるし、解説も充実していて、興味深い。オススメ。
07月15日 『風都市伝説』 (北中正和ほか 音楽出版社)
 七十年代は羨ましい時代だなと思う。もともと好きな分野なので読み応えがあった。
07月14日 『転換期を生きるきみたちへ』 (内田樹ほか 晶文社)
 全員面白かったが、特に小田嶋さんの就職の話、白井聡さんの消費社会の話、加藤典洋さんの憲法の話がすごく良かった。いまの私はなにも知りませんが、本当に、真面目に勉強してこういう大人になりたいなあ……。
07月13日 『そのうちなんとかなるだろう』 (内田樹 マガジンハウス)
 自伝を軸にしたエッセイで、かなり面白かった。好悪の感覚を大切に生きていくことは自分にも取り入れたい。深く悩むときはそもそもに間違いがある、のところはグサッときたが、今の時点で読むことができて良かったかもしれない……。
07月12日 『はじめての編集』 (菅付雅信 アルテスパブリッシング)
 ちょっとスノッブな雰囲気だったが、内容は面白かった。二次情報よりも一次情報を届けることの大切さは印象に残った。
07月12日 『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに」 (ロマン優光 コア新書)
 サブカル史というより、著者のサブカル論という感じ。まとまりにはかけるけれど、内容に共感したし、作者の「考え方」そのものにも好感を持った(勝手な話ですが仲間感がありました)。
07月06日 『青春について』 (大島渚 読売新聞社)
 いろいろなところに発表した短い文章をまとめたものですが、こんなに頭が良い人とは知らなかった。格好良いし、筋の通った哲学と人間味があって、憧れます。
07月03日 『読ませる側の発想』 (荒俣芳樹編 C+Fフォーラム・エディトリアル)
 雑誌編集長へのインタビュー集。松岡正剛、岡留安則、天野祐吉等豪華顔ぶれ。
07月03日 『君がオヤジになる前に』 (堀江貴文 徳間書店)
 NHKが国営放送とか書いてあって笑ってしまった。巻末の福本伸行さんとの対談が良かったです。


06月29日 『ホホホ座の反省文』 (山下賢二/松本伸哉 ミシマ社)
 ぴったりはまるわけではないけれど、納得する部分も多い。もう少し安ければニコニコして読んだかな……(貧乏ですみません)。
06月28日 『紋切型社会』 (武田砂鉄 新潮文庫)
 ちょっと無理があるのでは、というところもあるが、膝を打つ内容と、先見性が面白い。
06月25日 『社会を結びなおす』 (本田由紀 岩波ブックレット)
 いまの日本の問題が、構造的な問題で、感情的な批判に意味がないのがよくわかる。オススメ。
06月23日 『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』 (都築響一 晶文社)
 巻末、朝日新聞の書評を巡る事件のところが特に良かったが、そもそもブックガイドとしても、都築さんの本としても面白く、興味を持った。いろいろ気になる本も見つかった。本文に誤植が多いのはなぜ。
06月18日 『メモの魔力』 (前田裕二 幻冬舎)
 この人がすごすぎる、とも思ったが、ひとまずメモは前よりとろうと思った。
06月14日 『希望は絶望のど真ん中に』 (むのたけじ 岩波新書)
 「人間の尊厳を殺すものは、何であれ必ずみじめに自滅する」という言葉に励まされる。
06月08日 『10年後の仕事図鑑』 (堀江貴文 落合陽一 SBクリエイティブ)
 ずいぶん社会が変わりそうで、どうなるのかな、と思って読みました。
06月07日 『あなたの苦手な彼女について』 (橋本治 ちくま新書)
 なんだか分からないようで、すごく分かるようでもある。終章は特に、なるほど、と頭がつながってきて、面白かった。
06月06日 『青空の方法』 (宮沢章夫 朝日文庫)
 ぷりまる、ピカソ。「それが、「ヨコ入り」である。」のようなくだらなさがやはりすばらしい。
06月05日 『テレビの嘘を見破る』 (今野勉 新潮新書)
 かなり不思議な本だと思った。質問が提示され、読みながら考えてしまう。今後も読み返したい。
06月02日 『メディアは誰のものか 「本と新聞の大学」講義録』 (一色清/姜尚中ほか 集英社新書)
 複数名の講義録。新刊なのでリアルタイムな感じが良かった。金平さんの話が印象に残った。


05月31日 『ドキュメンタリーは嘘をつく』 (森達也 草思社)
 歴史的な部分も面白かった。あとは作者おなじみの、真実は「ひとつ」ではない、という大事な言葉である。
05月29日 『「噂の真相」25年戦記』 (岡留安則 集英社新書)
 やはり自分に筋の通っている人というのは良いなと思う。反権力の姿勢にも共感。
05月29日 『権力と新聞の大問題』 (望月衣塑子/マーティン・ファクラー 集英社新書)
 あまりの現実にやれやれという感じもするが、それでも頑張らないといけないし、頑張っている人がいるのがわかる。
05月22日 『テレビとのつきあい方』 (佐藤二雄 岩波ジュニア新書)
 見ているだけはなくてリテラシーを持って判断することが良いのだろう。
05月22日 『「コミュ障」だった僕が学んだ話し方』 (吉田照美 集英社新書)
 「コミュ障」的内容は、序盤くらいで、著者の考えるコミュニケーション論、体験談がメインだった。「~が学んだ話し方」だから正しいのだが、コミュ障系人間としてはちょっと期待と違ったかも。しかしまあ体験談が面白かったので◎。
05月21日 『お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か』 (萩元晴彦/村木良彦/今野勉 田畑書店)
 歴史的なところも、テレビ論も、私には現在の知識が足らなくて分からないところも多いけれど、このラジカルに自分を問い返していくところに憧れる。
05月15日 『星の王子さま』 (サン=テグジュペリ/河野万里子訳 新潮文庫)
 名作。
05月15日 『ネリモノ広告大全ごぼてん編』 (中島らも 双葉文庫)
 漫画のナンセンスさも良いが、短い分量でほろっと感じさせるエッセイの上手さにびっくりした。
05月15日 『ガラスのうさぎ』 (高木敏子 金の星社)
 普通に泣いてしまった。戦争は本当にどうしようもないと感じる。海に引き込まれそうになるシーンが忘れられない。


04月26日 『外骨という人がいた!』 (赤瀬川原平 ちくま文庫)
 本文のユーモアにちょっと戸惑ったりもしたが、外骨が面白いのはよく分かった。すごい人。
04月21日 『ルポ 消えた子どもたち』 (NHKスペシャル「消えた子どもたち」取材班 NHK出版新書)
 現実に起きていると思うとつらい。 
04月20日 『偽善のすすめ』 (パオロ・マッツァリーノ (14歳の世渡り術)河出書房新社)
 わかりやすくめちゃめちゃ読みやすいので良い本である。内容も歴史的なことも含め、興味深かった。あと聞き手の女の子のキャラというか性格というかがタイプだった(なんだよそれ)。
04月10日 『まほちゃん』 (島尾伸三 オシリス)
 すばらしい。
04月08日 『書を捨てよ、町へ出よう』 (寺山修司 角川文庫)
 このへりくつというか論理が面白い。競馬の話が意外と多かった。一点豪華主義。


03月29日 『ぼくは本屋のおやじさん』 (早川義夫 ちくま文庫)
 どのくらいこの問題は解決したのだろう。
03月29日 『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』 (荒木経惟 HeHe)
 こういう写真がいつか撮れたらな。
03月11日 『マイ遺品セレクション』 (みうらじゅん 文藝春秋)
 ワッフル。くもごしのくもが個人的ツボでした。


02月20日 『女たちよ!』 (伊丹十三 新潮文庫)
 恋愛に関するエッセイが胸に刺さる。ほかにも豆知識が豊富で楽しかった。作者の物事への向き合い方が格好良い。


01月24日 『羊をめぐる冒険 下』 (村上春樹 講談社文庫)
 良かった……。青春三部作どれも良い……。
01月04日 『天職への階段 29人の仕事愛』 (週刊SPA!編集部 扶桑社)
 参考にするというよりは豪華ゲストが面白い。


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