下ほど新しい日記 (最新2019/8/2)
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2018年6月23日(土)
 いただいたコメントに返信いたしました。とても時間がかかり、申し訳ありません……。なるべく早めに。

 映画
 家でBSが映るようになったので、BSプレミアムの映画を結構見ている。前に見た『夕陽の群盗』はB級西部劇風タイトルで、しかし『クレイマー・クレイマー』のロバート・ベントン監督の作品だから一応見てみるか、と見てみたところ、意外とかなり面白かった。生真面目な家庭に育った青年が徴兵拒否をきっかけに、変なやつらと出会って人生がすっかり変わってしまう。『クレイマー・クレイマー』の監督らしく、丁寧な心情を写し取っていく展開は飽きないし、ちょっと寂しげな荒涼たる景色の映像も魅力的で、かなり面白い映画だった。なんでも見てみるものである。
 前の日曜には神戸映画資料館に行って、ピンク映画を3本見てきた。『真昼の切り裂き魔』『変態家族 兄貴の嫁さん』『白昼女子高生を犯す』の3本立て。
 『真昼の切り裂き魔』は滝田洋二郎監督の作品で、内容も、結構ええーというストーリーで楽しかったのだけれど、いちばん驚いたのは、切り返しのシーンだった。「カットバック」という手法が映画にはあって、まず正面から男性を映す。男「じゃあね」。今度は正面から女性を映す。女「じゃあね」。繋げてみると、「男女が向かい合って、挨拶を交わす」映像に見える。ドラマでも映画でもよく使われる手法である。これが、『真昼の切り裂き魔』では、同じように会話している男女が切り返して映されるものの、カメラが引いて二人が一緒の画面に入ると、彼らは屋上で横並びにしゃべっていただけだと分かる。つまり二人の目線は合っていなくて、同じ方向を向いているだけなのだ。これは「ああーっ」という感じで裏切られびっくりさせられた。この映画はほかにも実験的な映像が多くて、滝田監督の意欲と才気が伝わってくる。
 『変態家族 兄貴の嫁さん』は周防正行監督の作品で、全体が小津安二郎監督スタイルのパロディになっている。冒頭の筆文字で書かれるスタッフ紹介もそうだし、役・大杉漣さんの「兄貴」の父(70代の老け役を30代の漣さんが演じている)のしゃべり方もそうである。小津監督の映画は私は『東京物語』しか見たことがなくて、分かっていないところもあると思うのだが、それでも充分「うん――ああ……」のような相づち、もう実家に帰っても良いんだよ、という展開など「ははア」て感じで面白かった。女性の撮り方も美しい。
 『白昼女子高生を犯す』は広木隆一監督の作品で、ラストの唐突さがすごかった。青春ものっぽい軽妙な感じもあるけれど、独特の美学が見え隠れして、単純なものにはなっていない。喫茶店のマスターのアパートで、ダンスを踊るシーンは特に楽しかった。
 神戸映画資料館は新長田にあって、鉄人28号の等身大モニュメントも近くで見ることができる。さすがに大きい。広場の真ん中みたいなところに立っていて、子供が近くに自転車を置いたり、幼児がよじ登ろうとしたりもしていて、そういう町と人に溶け込んだ雰囲気はなかなか良かった。あと、駅前に鳩に餌をやらないで、みたいな看板が立っていたんだけれど、看板に「与えるエサ」と書かれて、点が描かれていた。エサなのか。

 読書
 三島由紀夫の『潮騒』を読んでいる。今月中に読み終われると良いなあと思う。『潮騒』、「何を怒っとったんや」「千代子さんのことや」「あほ」「何ともないんやね?」「何ともあらへん」みたいな会話もあるし、普通に恋愛小説なので面白い。けれどミシマを読んでいるという高尚さもあるので最高である。しばらく太宰治の短編を読んでいたせいで余計に思うけれど、三島由紀夫の文章はとてもかっちりして精巧で、すごい。太宰も好きだけれど、三島の文章も好きである。

 そのほか
 6月18日の地震は私のところはディランのCDが落ちたくらいでした。献血に初めて行ったら、A型でRhもプラスという、ザ・普通の結果でした。

 戸川春のコーナー
 献血中、小型テレビのようなものを各自見ることが出来て、お兄さんの隣の人はドラマ、反対の人はテレビショッピングとかのなか、お兄さんはデフォルトで競馬中継チャンネルだったので、春は、お兄さんは周りからそういう風に思われているのかなあと思いました。あと、お兄さんは新長田に新快速が停まると勘違いして、明石駅まで乗り過ごしていました。海がきれいだったそうですよ(笑顔)。
 最近、岩田宏さんの詩を読んでいますが、面白いです。
 
 まっかなコートで
 ウインドウの
 まっさおな光を
 体じゅう浴びている
 あのひとがぼくをみつけた

 (「土曜の夜のあいびきの唄」から)

 私はこの詩が好きです。やさしいと一緒に、かなしい感じもして良いですね、それではまた来週!


2018年6月30日(土)
 映画
 『OK牧場の決斗』
 ガッツ石松を思い出してしまうがOK牧場も、保安官ワイアット・アープも、彼を助けるドク・ホリデイも、彼らと闘うクラントン兄弟も実在して、決闘も本当に起きたそうである。その史実を映画化したもの。オーケエー・コーラル! みたいに歌い上げる主題歌が合間合間に挟まれるので完全に記憶に残る。バート・ランカスター、カーク・ダグラスの二大スター共演、中身もスケールが大きな西部劇で面白い。デニス・ホッパーが青年役で出ていて、やたら若くて格好良かった。
 『摩天楼はバラ色に』
 摩天楼と書いて「ニューヨーク」と読むタイトルからも想像されるように、田舎から都会に出て来た青年がビジネスに恋に活躍する、景気が良くて明るい話である。マイケル・J・フォックス主演。なんとかなっていくぜ、という展開は、それでいいのか、と突っ込みたくもなるが二時間退屈させないからまあこれはこれでなのだろうか。監督のハーバート・ロスは『グッバイガール』という作品も撮っており、ニール・サイモンの脚本が見事で、ハッピーで面白い。どちらかと言うと、こちらのほうが私は好きである。
 『いとこ同志』
 フランスの白黒映画。ヌーヴェル・ヴァーグの有名な作品で、対照的な性格のいとこ二人の数奇な運命を描いている。キャラクターも魅力的だし、(古?)本屋が出てくるし、フロランス役のジュリエット・メニエルはとても美しいしで非常に良かった。ただストーリーは暗くて、ラストもそうなのだけれど、全体的にちょっとやりきれない。シャルルが試験前日にフロランスを追い出すシーンがなんだか印象に残るなあ……。

 読書
 『潮騒』を読み終えた。万々歳という感じの終わり方で良かった。三島由紀夫の小説は整然としていて面白い。またなにか別の本を読み始める予定です。

 そのほか
 『ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・スミス』(ザ・スミス)
 『ブロンド・オン・ブロンド』(ボブ・ディラン)
 などを買いました。

 戸川春のコーナー
 あつい。


2018年7月8日(日)

 映画
 『第十七捕虜収容所』
 ビリー・ワイルダー監督。ドイツにある米人下士官専門の収容所で起きたドラマチックな騒動を描く。食事に女性に飢え、競馬ならぬ競ネズミに熱狂したりする収容所での生活描写がまずは面白くて、おかしい。そこに「収容所内に隠れているスパイの正体は?」という物語が絡んで、スリリングで楽しめる映画になっている。戦争映画ではあるが、随所にユーモアの不思議な明るさが漂っていて重々しさはないし、ランプやチェスなど小道具を用いた演出も見事で、二時間あっという間に見た。
 『セント・オブ・ウーマン ~夢の香り~』
 マーティン・ブレスト監督。盲目の気難しい軍人は、名門校の苦学生をニューヨークへ半ば無理矢理連れて行く。それは軍人のある計画の一環だった――という、かなりワクワクする始まりの映画である。映像も、ゆっくりした風景(名門校)の描写から始まり、重厚な「良い映画」感の伝わってくるきれいなもの。タイトルは原題だと「Scent of a Woman」なのだけれど、アが抜かれている。ア。
 盲目の軍人を演じた、アル・パチーノがやはりすごかった。ちょっとした動作も、盲目での動きに見えるのである。さすがである。彼が偶然出会った女性とタンゴを踊るシーンは、美しかった。というかこの女優さんがかわいかった。私はそういうことしか言っていないな。でもかわいかったです。また、フェラーリを試乗するシーンがあって、これはたしかに、盲目の彼が久々にハンドルを握ったうれしさや、ちょっとコメディ的なところもあって良かったのだけれど、正直怖すぎてただ怖いなーとなりました。
 苦学生側に、もうひとつのドラマもあって、結構込み入った話になるのだけれど、最後にはきれいな解決が待っている。
 『ブルー・ジャスミン』
  ウディ・アレン監督。すごかった。びっくりしてしまった。一流のセレブだった女性が、夫の破産と死によって一文無しになって、生活スタイルも男の趣味もまるでちがう異母妹と同居することになる。女性は精神的にも相当来ているのだが、なんとかセレブリティの生活を取り戻そうとして、奮闘するものの、ある種どうにもならないような彼女自身の責任によって、事態は好転しない。合間合間に挿入されるセレブだった過去のシーンは、彼女のさらなる歴史をひもといていく――。
 ウディ・アレン監督がシニカルというか、ひねくれたユーモアの監督だ、というのは、有名だし、私が見たことのある氏の作品『アニー・ホール』『インテリア』からも感じていたけれど、これは特にきついというか、なんともはや、という気分になってしまった。たとえば彼女は生活を取り戻すために、インテリア・コーディネーターの資格を取ろうと決心する。けれど資格の学校に通うのでは生計と両立できないから、パソコンの学校に通って、それからパソコンでインテリアの勉強をしよう、と考えるのである。こういう、やっぱり「ある種どうにもならないような」彼女の姿勢が、彼女の人生全体に漂っていて、そしてそれはラスト・シーンにいたるまで、やっぱりそうなのである。ウディ・アレン監督はそれをじっくり見つめて、面白く、見事に描いていく。良かった。

 読書
 結局『赤頭巾ちゃん気をつけて』の再読をしている。ほかに、コミュニケーション能力の問題を最近感じるので、そういう「話し方」とか「聞き方」みたいな本も読み出した。数年前の私はそういう本てどうなのよーと思っていたのだが、まあ、無駄にはならなさそうだし良いか、という感じで読んでいる。能力が改善されるかは別問題だけれど。

 戸川春のコーナー
 先日お兄さんがお菓子を買う用事があり、一緒に難波の高島屋へ行きました。和菓子のお店だけ、洋菓子のお店だけ、でもたくさんあるし、お兄さんはかなり迷ってうろうろしていました。春は、なんだか滅多に来ていない感丸出しだな、と思って、事実ですがうーむ、でした。
 結局、オススメされていたものなど、数種類買って帰ったのですが、特に、「陸乃宝珠」という和菓子、とても美味しかったです。これは良いものです。みずみずしさでした。


2018年7月15日(日)

  映画
 は全然見られなかった。来週は見ます。

 読書
 太宰治『ヴィヨンの妻』を初めて読んだ。私は太宰治のファンだけれど、作品発表順に読み進める読み方をしているせいで、いわゆる代表作を(まだ)ほとんど読んでいない。かろうじて『人間失格』は中学生のころに読んだ気がするもののあやふやだし、『斜陽』『正義と微笑』『御伽草子』などの作品も未読である。早いうち読みたいな。もちろん、完全に発表順で読んでいるわけではなくて、『きりぎりす』とか『トカトントン』とか、中期や後期も短編はいくつか読んでいるのだが、それにしても不完全なので「太宰治ファン」の人と話すときにはちょっと情けない気持になってしまう。
 図書館でたまたま時間が空いて、『ヴィヨンの妻』を読んだが、本当に良かった。きれいだなあ、と思った。太宰治の小説を読んでいると、話の情景がもやのような、黒い縁取りがついたように、頭の中へ浮んできて、それがいかにも幸せそうに見えてしまう。状況は不幸な作品が多いけれど、でも、みんな「正しく」生きているというか、そうあろうとしている人が必ず描かれているように思えて、そこが私の憧れかもしれない。

 戸川春のコーナー
 お兄さんは部屋を片付けてください。さて、春も太宰治のベタなファンなので、あんまりメジャーではないけれど短くてオススメの作品を挙げますね。良かったらどうぞ。
 『めくら草紙』
 『I can speak』
 『待つ』


2018年7月22日(日)

 締切と課題が重なって時間がなくなりました……。ごめんなさい。26日(木)に今週分は更新いたします。29日(日)は通常通り更新の予定です。


2018年7月26日(木)

 映画
 『猫は抱くもの』
 犬童一心監督。2018年公開の新作で、ムビチケカード(前売券)を買っていたのだけれど、例によって呆けているうちに公開が終わりそうになったので慌てて見に行った。

 元アイドルで現在はスーパーの店員をしている大石沙織(沢尻エリカ)が、自分を人間だと思いこんでいる野良猫ヨシオ(吉沢亮)と過ごす、波瀾万丈なラブストーリーである。舞台劇のようにセットが移り変わったり、テロップもついた沙織の出演番組が差し込まれたり、アニメーションも登場したりと変わった画面作りがされていて、結構めまぐるしかった。ほかにも、台詞の言い方や正面を見据えた演技など、演劇を感じる要素も多く、でも、オープニングの橋のところなど「映画」っぽい映像もあり、全体的にはバランスがとれていて、そんなに違和感はなく見ていられた。良かったです。
 ストーリーは、「猫対人間の恋物語」(吉沢亮は声の出演ではなくて、「猫」を演じている。沙織からはでも猫に見えている、というつくり)で、分かるとか分からないとかいうタイプの話ではなくて、こうだったのです、なるほどね、という感じのもの。私はわりと好きで、ヨシオが窓から沙織の帰宅を見ているところとか、なんか、グッときてしまいました。

 読書
 図書館で恋愛関連の本をいろいろ読んでいる。いや、本当にあの、どうかという感じなのですが、最近よく考えています。そのうち小説にも復帰を。

 そのほか
 ロジャー・ニコルズを聞いたらびっくりするほど渋谷系でした。アズテック・カメラのときも同じ感じでしたが、これもすごい。もちろん渋谷系が、ロジャー・ニコルズやアズテック・カメラを参考にしているのですが。ソフト・ロックもいろいろ聞いてみたいなと思います。

 戸川春のコーナー
 下りの短いエスカレーターで、両脇の手すりを持って身体を持ち上げ、足を離したまま降りる女の子を見ました。危ないといえば危ないのですが、子供は楽しげで、わりとこういうのを見るのは好きです。あと、住宅地の道で水鉄砲で撃ち合っている子供たちも、見て良かったな、と思いました。元気がいちばんです。


2018年8月4日(土)

 映画も見ていないし本も読みかけという感じで、毎日なかなか忙しくて大変です。

 小説の書き出しは大事なもので、もちろん、

 「『完璧な文章などと言ったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。』
 僕が大学生のころ偶然に知り合ったある作家は僕に向かってそういった。僕がその本当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが、少なくともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。」(村上春樹『風の歌を聴け』)

 というような、イメージというか、考え事から始まる冒頭も良いものですし、

 「申し上げます。申し上げます。旦那さま。あの人は、酷い。酷い。はい。厭な奴です。悪い人です。ああ。我慢ならない。生かして置けねえ。」(太宰治『駈込み訴え』)

 という、太宰治が口述筆記させた、語り口調の出だしも素晴らしい気がします。ほかにも「桜の木の下には屍体が埋まっている!」と続きを気にならせたり、「我が輩は猫である。」と猫だったり、「どっどど どどうど どどうど どどう」に至っては、もう風が鳴っているのだ、と感じるしかありません。

 最近、びっくりしたのは、永井荷風の『墨東綺譚』の書き出しで、

 「わたくしは殆ど活動写真を見に行ったことがない。」

 これは、そのままなのに、やられました。とても格好良いと思います。


2018年8月12日(日)

 8月9日に古本記事を更新しました。阪神百貨店の古本市です。

 映画
 マイク・ニコルズ監督『卒業』を久しぶりに見返した。すごく面白い。
 ダスティン・ホフマン演じる主人公ベンジャミンは、大学を優れた成績で卒業し、地元に帰ってきたところ。卒業祝いのパーティが開かれ、両親の友人であるロビンソン夫人とも再会する。夫人を彼女の家に送っていったベンジャミンは彼女から誘惑を受け、一度は断るが結局その後、関係をもってしまう。
 夫人にはエレーンという娘がおり、彼女もベンジャミンと同時期に帰省していた。両親に言われていやいやながらエレーンとデートすることになったベンジャミンだったが、彼女のひたむきな姿に心を打たれて、つい二度目のデートの約束をしてしまう――。

 『サウンド・オブ・サイレンス』をバックに空港のベンを描いたオープニングから、パーティのシーンの附いて歩くようなカメラワーク、ベンがエレーンに秘密を告白するシーンのズームイン、ズームアウト、びしょぬれや無精ひげのベンの姿、ラストで次第に変化していく二人の表情まで、とにかく映像と演出の魅力に溢れている。台詞ももちろん良いけれど、映像を見ているだけで、こんなに心が動かされる映画は滅多にない。

 ユーモアを持ちながら、青年の不安感と愛を描いていて、本当に面白いなあと思う。昔見たときも大好きだったけれど、改めて見てもやっぱり良かったです。
 (それとその、ベンジャミンとロビンソン夫人が最初にホテルで落ち合うシーンは、なんか、今の私もこんな感じになるんだろうな、と身につまされるような感覚がありました……)。

 戸川春のコーナー
 お兄さんが前回、私の存在を忘れていたので、戸川春のコーナーがありませんでした。なぜ忘れていたのでしょうか。

 春「なぜなんでしょうか」
 お「文章を書いたところで、書き終えた感があったためでした」
 春「今後の改善策は」
 お「なるべく春について考えます」
 春「つまり?」
 お「桜とか卒業式とかですね」
 春「そういえば『卒業』は卒業といってもアメリカだから、5月くらいの卒業らしいですよ」
 お「へえ」
 春「うん」

 おわり


2018年9月22日(土)

前回の更新から、かなりの時間が経ってしまい、ごめんなさい。気分が落ち込んでいて、更新の気力が湧いてこないという感じでした。根暗だ~。
 近日中に、恒例のキングオブコント2018感想を更新いたします。今回は、
 ・私はロビンフットがいちばん面白かったです。
 ・キャラクターというかフィーリングの部分が強く評価されているな、と思います。そのせいで(前回のにゃんこスターみたいに)ファーストのほうが面白い戦いになっているような……。ううむ。
 という感じでした。

 今後もできるだけサイトをアップデートしていきたいと考えています。頑張ります。


2019年1月1日(火)

 あけましておめでとうございます。生きています。完全に死んでいました。えーと、あれですね! やったぞ五周年! ただ五周年の今年も、心が疲れそうな予定が多くて更新が危ぶまれているのですが、でも、サイトのアップデートは本当にしたいと思います。掲示板にいただいたコメントも反映させないといけません。
 最近は、飛び出し注意とか、ポイ捨て禁止とかああいう絵の入った看板に惹かれていて、いろいろ撮影したりしています。そういうのも紹介できたらよいのですが……。ううむ。去年は映画もあんまり見られなくて、本当に、下積みという感じの年になってしまいました。今年は反映というか、いろいろ良いことが起きるかな、という予感もあり、本当に素敵な年になるといいな、と考えています。皆さまも良いお年になりますよう。

 あけましておめでとうございます。春です。お兄さんがサイト更新をしてくれないので、最近はお兄さんの身内の年賀状に登場しただけでした。こんな仕事量じゃ、バーチャルテキストサイトアイドルとして、洋服も買えません。パパ活しようかな。お兄さんも、もうちょっとこう、やる気を出してください出させます。

 いろいろありますが、頑張って修正していくので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 おまけ:「去年見た映画一覧」


2019年2月4日(月)

 「ポケット・ジョーク」のリストを作りました。いろいろ直しています。情報等の更新も、もうしばらくお待ちください……。


2019年2月24日(日)

 古本関連のリストはなんとか最新版に更新しました。最近『幕末太陽傳』見返したんですが、やっぱりこれ面白いですね~。


2019年4月13日(土)

4月になっていました。あっという間です。最近は慣れないことをやっていて、上手くいかないことも多く、落ち込んだり、クックルンのメンバーが変わっていたり、大変です。わー。
 最近、興味を持っているのはカメラで、これが面白いです。特にフィルムは、なんとなく撮るだけでも、私が好きな七十、八十年代の映画の風景みたいな絵が撮れて、とても良いのでした。好みの被写体や、色や画質が現われた写真を眺めながら、これは名作だな、と一人でやっていると、グーな感じです。
 フィルム代、現像代、プリント代もかかるし、友達にも「デジカメでええやん」と言われるのですが、フィルムカメラを始めて、やっとというか、写真の楽しさが分かってきたので、もう少し続けたいなと思っています。ただ、前ファインダーをのぞきながら林を撮っていたら、本当に崖から落ちそうになったので、いつまで続くか分からないのでした。

 戸川春のコーナー
 お兄さんは散乱した本を「エモいかもしれない」と撮っているのですが、普通に片付けろと思います。


2019年5月13日(月)

 読書記録を更新して、『ぼくは本屋のおやじさん』とか『書を捨てよ、町へ出よう』とか「サブカルの定番作品」(勝手に認定)を読んでいるな、と感じました。もともと、「抑えておこう」というか、「定番作品」(的なもの)を見たり読んだりするのが好きで、音楽なら戸川純とかはっぴいえんどとか、映画ならゴダールとか『太陽を盗んだ男』とか、抑えるように昔から見てきました。結果、『家族ゲーム』のようにいきなりヒットしたものもあれば、ハマらなかったものまでいろいろでしたが、ともあれ、そういうサブカル人生を歩んできたのでした。
 せっかくなので、考えてみた年代別サブカル定番エッセイです。

1960 『どくとるマンボウ航海記』 (北杜夫)
1965 『ヨーロッパ退屈日記』 (伊丹十三)
1965 『狐狸庵閑話』 (遠藤周作)
1965 『快楽主義の哲学』 (澁澤龍彦)
1967 『書を捨てよ、町へ出よう』 (寺山修司)
1968 『少年愛の美学』 (稲垣足穂)

1970 『ぼくは散歩と雑学がすき』 (植草甚一)
1973 『狂気の沙汰も金次第』 (筒井康隆)
1975 『きまぐれ暦』 (星新一)
1975 『お楽しみはこれからだ 映画の名セリフ』 (和田誠)
1977 『つげ義春とぼく』 (つげ義春)
1979 『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』 (橋本治)

1981 『哀愁の町に霧が降るのだ』 (椎名誠)
1982 『ぼくは本屋のおやじさん』 (早川義夫)
1982 『「ガロ」編集長』 (長井勝一)
1984 『村上朝日堂』 (村上春樹)
1985 『超芸術トマソン』 (赤瀬川原平)
1989 『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』 (中島らも)

1992 『行きそで行かないとこへ行こう』 (大槻ケンヂ)
1994 『信仰の現場 すっとこどっこいにヨロシク』 (ナンシー関)
1994 『牛への道』 (宮沢章夫)
1995 『大人失格』 (松尾スズキ)
1996 『これは恋ではない 小西康陽のコラム1984-1996』 (小西康陽)
1998 『へらへらぼっちゃん』 (町田康)

 各年代、なんとなく六作品にしたところ無理が出てしまい、この作家はサブカルじゃないぞとかこっちのエッセイのほうが面白いぞとかこれも入れてとか、さまざまありそうですが、現在の私が考える私バージョンということで、ひとつ。


 戸川春のコーナー
 令和元年はもう少し更新したいと思います。


2019年6月7日(金)

 戸川春のコーナー
 実験映画が面白いのでおすすめします。たぶん、あの、違法アップロードのような、あの、その、ごめんなさい、ただ、ユーチューブで見られて、その、見てしまいました。DVDもある作品はあるので、それを探すのが良いかもしれません。また、各地の美術館等に収蔵された作品もあるようです。
 実験映画、と言っても幅広く、長編から短編、シュルレアリスムから物語まで、歴史も長く続いています。有名な『アンダルシアの犬』(ルイス・ブニュエル)もそのひとつで、面白いですが、ちょっとグロテスクです。昔、友達と一緒にDVDを見たときは、友達がずっと「なにこれ」と言っていました。そういえば、ブニュエルには『欲望のあいまいな対象』という、これは実験映画というより映画の作品もあって、それも「なにこれ」ですが面白く、こういう、男の人が困っている話は好きかもしれない、と思いました。
 (照)さて、私が、最初に実験映画に興味を持ったのは、広島市現代美術館で流れていた『SPACY』(伊藤高志)という作品からです。ストーリーというより、映像自体がぐるぐるして楽しいし、見ていてあっという間でした。伊藤さんには『Thunder』という作品もあり、きれいで、見ているとモチーフからいろんなことが思い浮かび、惹かれます。
 金坂健二さんの『Super up』も格好良い作品です。1966年の作品ながら、今見ても印象的で、挟まる広告や看板にも感じるものがあります。
 最後は寺嶋真里さんの『初恋』です。とても美しく、色調や衣装、俳優の方々まで、すべて作品の世界に貫かれていて、良いなあ、と思います。この作品も上記作品群と同様、明確な台詞はありませんが、いくつものシーンから「わかる」ものがあって、それを見たあとふっと考えたりするのも、なんだか幸せに思います。
 という感じで、実験映画、おすすめしました。


2019年7月1日(月)

 戸川春のコーナー
 本屋さんで、ポップを見ていたら、落合陽一氏が、幻冬舎の箕輪厚介氏をさして「リスクを取るバカ」だと書いていました。そうか、バカかーと思いながら、近くにあった堀江貴文氏の本を開くと、中に、『「いつでも一番先に手を挙げるバカ」になれば、輝くことができるのだ』とあり、はっとしました。
 思い出したのは、『頭に来てもアホとは戦うな!』(田村耕太郎 朝日新聞出版)という本です。これもビジネス書コーナーに平積みされています。もしかして、ビジネス書界では、「バカ=なろう」「アホ=サイテー」という、そういうバカとアホの関係があるのでは。

 『バカとはつき合うな』 (堀江貴文・西野亮廣 徳間書店)
 『自分は自分、バカはバカ』 (西村博之 SBクリエイティブ)
 『あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる』 (堀江貴文 マガジンハウス)

 ちがいました。

 良いバカと悪いバカがいるようで、たぶんそれは、ここで言われている悪いバカが「自分の考えと違う人」でしかないからだと思います。『バカとはつき合うな』ではなく、「自分の考えと違う人とつき合うな」という感じがして、危険な気もしますし、そもそもそれを「バカ」とすることが、どうかと思います。自分(と身近な人)と同じ考えなら、良いバカで、違う考えの人は悪いバカ、というのは、バカという言葉に失礼です。
 失礼て。まあ私も、自分の考えと違う人と積極的に関わるのは大変なので、元気なときだけでいいな、とは思うのですが、それを「相手がバカだから関わらなくてよい」とするのは、するみたいなタイトルをつけるのは、ちょっと違和感というか、ずるいぞ、と思いました。


2019年7月7日(日)

 時間があっても、ツイッターとかユーチューブとか見て過ごしてしまうので、いけません。真面目にならなければ。
 最近やや時間があるのですが(現実から目をそらしているだけかもしれない!)、このままではあっという間に実のないまま過ぎ去ってしまいます。ということで、目標を定めました。今年中に、です。

 ☆新書、文庫、それ以外を百冊ずつ読む、映画は百本見る

 とりあえず百です。「それ以外」はハードカバーの小説とか、一般書籍で、基本的には漫画、写真集、絵本は入れません。で、今年全体で達成できればオーケーにします。現在、新書九、文庫九、それ以外十四、映画二十四、でした。まじですか。思ったより全然で内心やばいなーと思っていますが、がんばります。参考に去年と一昨年を見たら、「0 6 13 59」「3 6 33 96」で、愕然としましたが、がんばります。おれはなにをやっていたんだ。0て。
 新書はやっと最近読み始めたのですが、情報がめちゃめちゃ詰まっていて、とても勉強になりますね。おすすめです(今更)。ともあれ、あの、がんばります。春ショ管理人の人生やいかに。


2019年7月19日(金)

 コマーシャルはうそだと思われています。
 「人気俳優は安いお酒飲まないだろ」とか「『うまい』の言い方がわざとらしい」とか、もはやタレントたちのアピールをみんな信じていません。そこで提案するのが「信じている人シリーズ」です。

 ビアガーデンで俳優がビールを飲んでいる。
 俳優「あー、うまい!」
 最高のキレ味、ケロケロビール!
 テレビを見ている人が映る。「あー、おいしそうだなあ」

 三人の女性アイドルがテーマパークを楽しんでいる。
 女ア「あっ、あっちも見てみようよ」「おいしーい」「うわー!」等。
 楽しいテーマパークの映像、パレード、花火の美しい映像。
 この夏の思い出は、永遠だ。ケロケロランド。
 テレビを見ている人が映る。「あー、いきたいなあ。予定、空いてたっけ……」

 つまり、普通のコマーシャルのあとに、「部屋でテレビを見ている人が、コマーシャルを全面的に信じている」シーンを入れるのでした。これは、なるべく「よくわからない普通の人」という感じの、ただのおじさんとかが適役と思います。
 「よくわからない普通の人」はとにかく、信じているのです。それを見た私たちは、もはや、批判をするとしても、「よくわからない普通の人」を意識せずにはいられないのでした。


2019年8月2日(金)

 Nav Katze(ナーヴ・カッツェ)の『夕なぎ』の歌詞が、ちょっと調べた感じではインターネット上になかったので書き起こしました(間違っているところがありましたら教えてください)。


 『夕なぎ』
 (作詞/山口美和子 飯村直子 作曲/山口美和子 飯村直子)

 心に輝きがあっても
 いつでもうつむいてばかり

 紫に暮れてゆく
 時をとめて

 波にさらわれた
 文字をさがす

 あなたへの視線そらして
 熱すぎる身体冷やせば

 胸が刻むときめきも
 色褪せて

 涙で濡れた夜に
 もう戻れない

  通りすぎてく
  私が影なら
  月のない夜
  あなたを待ってる

 傷ついたしるしがあっても
 外せない重りがあっても

 かすかに残るエナジー
 搾りとれば

 グラスに透けて光る
 ワインに似て

 涙に溶ける
 暗いプリズム

 割れた鏡に
 映らない姿

  通りすぎてく
  私が風なら
  夕なぎのころ
  あなたを待ってる


 ユーチューブで出会い心打たれたのですが、『夕なぎ』の収録されたCDは在庫のないものが多く、再発しないかなーと思っています。


2019年8月24日(土)

 持っているアイドルのCDを整理したところ、全部で一五〇枚くらいでした。ほとんどがブックオフで買った二五〇円、二八〇円、五〇〇円の安価なものですが、それなりに揃うと楽しいです。
 個人的には、南野陽子「Gelato」、渡辺美奈代「Alfalfa」の二枚がブックオフで五百円台で見つかりやすく、しかも名盤だと思います。
 読書は残り四ヶ月でこのペースは、なかなか厳しい。少しでも増やせるよう頑張ります……。


2019年9月15日(日)

 七月十九日の日記で、
  『ビアガーデンで俳優がビールを飲んでいる。
  俳優「あー、うまい!」
  最高のキレ味、ケロケロビール!
  テレビを見ている人が映る。「あー、おいしそうだなあ」』
  『普通のコマーシャルのあとに、「部屋でテレビを見ている人が、コマーシャルを全面的に信じている」シーンを入れるのでした。これは、なるべく「よくわからない普通の人」という感じの、ただのおじさんとかが適役と思います。」
 という、自分で考えた新たな広告効果のCMを提案したのですが、実はもうありました。

 九十年代後半、広末涼子が出ていたNTTドコモのポケベルのCMで、それぞれ「五人で契約すると割引き」と広末が提案したあと、テレビを見ている若者たちが「割引きね」と言ったり、「家族割引」の話が出たあと、テレビを見ている家族のお父さんが「家族で持つか」と言ったりするシーンが入ります。ほぼ同じアイデアです。

 私は生まれ年的に、見てないか、ほとんど記憶に残っていないか、の世代なので、これは偶然かあるいは深層記憶が蘇ったことになります。うーむ。ともあれ、一度使われていた発想だったわけでその点では残念ですが、好意的に考えればプロと同じ発想ができた、てことで、ちょっとうれしかった九月でした。


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