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高目日記  不定期更新中


 15/10/04の記録

 ブックオフ隅の浜店 なし

 ブックオフ廿日市宮内店
 「ディスコミュニケーション」 1~2 初版
 「地球への遠い道」 眉村卓 (角川文庫)
 「天才はつくられる」 眉村卓 (秋元文庫)
 「進化した猿たち 2」 星新一 (ハヤカワJA)
 「偉大なる存在」 小松左京 (ハヤカワJA) 嬉!
 「anytime」 小泉今日子 (CD) 500円

 ブックオフ広島己斐本町店
 「My Favorite Songs Ⅱ」 岩崎宏美 (CD) 500円
 「カメラ=万年筆」 ムーンライダーズ (CD) 500円

 15/10/01

 あんまり本は読めませんでした。

 15/09/23

 「キミコちゃん、さよなら」
 「うん、手紙書くよ」
 「私返事書くから」
 「その返事、書くから」
 「その返事の返事、書くから」
 「その返事の返事の返事、書くから」
 「その返事の返事の返事って、へのへのもへじー、と似てない」
 「うん」

 15/09/16

 ご存じですか。近年、高齢者の方の自宅を狙ったさまざまな詐欺事件が発生しています。今回は、県警の警察署相談センターから、詐欺手口の一例をご紹介いたします。

 「北区に住む、女性のケース」
 女性のもとに、息子を名乗る男性から電話があった。息子は五十年前に家を出て以来音信不通だったため、女性は大喜びし、夫が新聞記者だった縁から、地元誌、地元テレビでの取材も行われた。しかし、用意された再会現場に息子は現れなかった。女性は失意の日々を送る。その噂を聞きつけたのがテレビだった。東京の大手テレビが特別番組「あなたと ~二人の感動の再会~」を製作、取材班百人が集まって、息子を名乗る男性を捜索し、やがて男性は弁護士役を名乗る男性、上司役を名乗る男性、受け子を名乗る男性とともに、アジトと呼ばれる場所で発見。二人はついにスタジオで感動の対面を果たした。息子を名乗る男性は二八歳で、一部、史実とかみ合わないところがあった。

 15/09/14

 「どうしてそんなにおばあさまのお口は大きいの」
 「お前を食べるためさ」
 「どうして」
 「お腹が空くから」
 「そうなんだ」
 「うん」
 「私もお腹、空くわ」
 「あ、やっぱりね」
 「うん」
 「ぼくら人間は、ね」
 「あなた狼じゃない」

 15/09/13

 「どうしてそんなにおばあさまのお口は大きいの」
 「お前を食べるためさ」
 「どこから」
 「んー頭かな」
 「

 (09/14追記) なんか上のまま更新していました。すみません。

 15/09/09

 「これが薬だよ」とコーチは言った。取り出された赤い液体が瓶の中で揺れた。「でも、これって」とぼくは言ったが、遮ってコーチが囁く。「飲むと、確実に早くなる」「なあに、バレはしないよ」「害はない。今回だけ使ってやめればいい話だ」。さまざまな言葉をぼくは何度か、反芻しつづけた。

 大会の日、その液体を取りだした。控え室のトイレは狭苦しい。本当に、バレないなんてことがあるんだろうか。コーチの顔を思い浮かべる。初めてトラックで走った日を思い出す。ぼくは、瓶を鞄へ戻した。戦う相手は記録なんかじゃない。自分自身なんだ。

 大会で優勝したのは、鞄だった。

 15/09/04

 ジョーくんが新聞に載ったってさ。えーほんとかい、と出かけてみたら、ジョーが新聞の上に座っていた、とそういう話なんだけれど、今度はジョーくんが瓦版に載ったって言うから、またしょうこりもなく出かけたんだよ。するとどうなってたか、て言うとドアを開けたおれたちは密室で倒れている彼を見たんだよね。

 15/09/01

 松田聖子の「Marrakech~マラケッシュ~」がマイブームで毎度聞いている。マって何回言った?

 15/08/30

 「パステル家族」の「遊園地の回」が良かったので、書籍化されたら買おう、と思った。

 15/08/29

 た
     ん
          ぽ
                   ぽ

 15/08/25

 「SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT」 ナンバーガール
 なにを言っているのか分からないところが心地よい。

 15/08/18

 「ずっと黙ってたけれど、おれ、熊なんだ」
 「――でも、その、人間だよね、見た目は」
 「いや、熊」
 「でも」
 「がおー」
 「……」
 「ほら、熊」
 「ほらて。えっ、それで行けると思ったのかよ」
 「鮭も食べるし」
 「おれも食うよ」
 「もう、山へ、帰らなきゃ――」
 「山って、あの、裏山」
 「うん」
 「飽きたら帰ってくるの」
 「いや、おれ、熊だから。ばかにすんなよな」
 「ごめん」
 「いいよ」
 「でも、お前、やっぱり人間だと思う」
 「熊だよ」
 「だって」
 「がおー」

 15/08/17

 「もしもし」「はい」「あのう」「ええ」「山田さんの、お宅でしょうか」「はい」「あのう」「はい」「私、横村と申すものですが、その、お父さま、いらっしゃいますでしょうか」「はい」「あのう、電話を変わって、いただけませんでしょうか」「はい。えっと、あ、失礼ですが、ご用件は」「あ、すみません」「いえいえ」「すみません、実は私昨日、電車賃をお父さまからたまたま借りさせていただきまして、その、お礼というのもなんなのですが、ひとつ、その、名刺をいただきましたもので、あの、感謝といいますか」「あ、そうですか。ご丁寧にありがとうございます。少々お待ちください」「はい」「えへん、あ、変わりました。山田です」「あ、昨日はお世話になりました」「いやあ、大したことではありませんよ」「でも、クレジットカードまで、お貸しいただいて」「えっ」「暗証番号も教えてくださって」「えっ」「それに、保証人にもなっていただいて」「えっ」「最後に、車の鍵まで、本当に、なにからなにまで」「えっ」「じゃあ、ここ、車庫ですから」「えっ、あっ、おい、おい」「ブウーーーン」

 15/08/11

 ネットの姓名判断で「人格」というのを知り、春ショの戸川春と私の名前(特定秘密)を使って調べてみたところ、春は、「明るくて活発な幼少時代を送り、早熟でかなり積極的に異性にアプローチを仕掛けます。友達も多くて社交的な性格」と設定とだいぶ違っていたうえ、私自身は「クールで知性的な一面を持っています。独立心が旺盛で、頼り甲斐があり異性にモテます」と書いてあり、げっ、という気分になった。

 15/08/01

 「踊りましょう」
 「私、踊り方を知りませんから」
 「いいんですよ、教えます。まず、両手を上に挙げて」
 「はい」
 「次にそれを横へだんだんと下ろして、そしてまた、始めに戻ってやり直して」
 「ばっさばっさばっさ」
 「ようし」
 「どこまでも!」

 15/07/27

 メールが行き違って、車が来るのがだいぶあとになってしまう。することがない。あたりをうろつくことにする。スーパーマーケットがあったが、座るところはない。正確には少しあったのだが、茶髪のカップルが占拠していて、どうも行きづらい。
 歩き回るうち、帰ろう、と思う。車がやって来るはずの向きへ歩いて行くことにする。Aくんは分速何キロで歩き、Bくんは反対側から歩き、といった算数の問題を思い出す。どこで合流できるだろう。歩く。町は夕暮れにぼんやり雨のにおいが混じっている。まだ降り出してはいない。そうなると傘がないので困る。結構な距離を行ったところで、電話がある。現在の場所を言って、また歩く。
 そうこうしているうち、ファミリーレストランの駐車場で合流する。空は相変わらず、雨のにおいの混じった夕暮れで、雨はいつまでも降り出さない。歩くのが速い、と言われ、少し嬉しい。

 15/07/23

 今日お集まりいただいた皆さんに、ひとつだけお願いがあります。決して今日目にしたことについて、人には話さないようにしてください。顔を引き締めて司会者が言った。ぼくは思う。いったいなにが始まるんだろう。周りの人々は皆、目的がわかってここへ来ているはずだ。ぼくはちがう。歩いていると、向こうから、男がやってきて、彼はぼろぼろになっていて、ぼくを呼びかけた。倒れ込みながら、やっとのことで、その招待状を渡した。代わりに行ってほしい、そう言って、気を失った。ぼくはわからなくなりながら、彼を近くの病院へ運んだ。それからどうしようか考えた。行こうか。なんだか、行く気がしたのだ。

 いいですか。お願いを忘れないでください。我々は独自のネットワークを忘れません。支部は全国に広がり、会員も同様です。いいですね。漏らせばわかります。活動は秘密であらねばなりません。司会者は最後に礼をした。もう何度も繰りかえしてきたような、礼だった。ぼくは質問しようかと思ったけれど、そんな空気ではなさそうだった。やがて、隣のテーブルへ紙がくばられはじめた。三枚だ。席には三人いる。一人一枚、ということだろうか。ぼくのテーブルへも配られる。目の前にいた歯のないおじいさんが、一枚とり、残りの一枚をぼくがとった。やはり一人一枚らしい。どのテーブルでも同じことが行われた。それを確認した司会者が、言った。

 それでは、不幸の手紙、はじめてください。ぼくは知る。ここからだったのか。

 15/07/21

 矢野顕子を聞いたらもうひっくり返るような感じ。すごいなあ。

 15/07/19

 「料理のさしすせそ、よ」
 「そうか、そう考えていたから、魚ばかり夕食に――」

 15/07/18

 さ さば

 し ししゃも

 す すずき

 せ せなすじべら

 そ そこいとより

 15/07/13

 気がつけば自分の部屋で、CDが聞けない。

 15/07/10

 この手紙をあなたが読んでいる、ということは、あなたに手紙が届いている、ということでしょう。そしてあなたが日本語を読め、私は日本語を書ける、ということでしょう。また、手紙が急速に自然分解するような性質ではなく、インクも蒸発を免れ得た、ということであり、それはつまり、企業側の怠慢が、そこにない、ということでしょう。付け加えれば、日本の郵便制度が機能しており、戦乱や政治的混乱もないようだ、ということでしょう。そしてあなたが引っ越しをしていない、ということ、私が書いた住所や郵便番号があっていた、ということは、すなわち日本の地方自治制度に変革が起こっておらず、あなたの名前が合っている、ということは、あなたが結婚、もしくは離婚、改名を行っていない、ということであり、そしてなによりも、読みつづけるあなたは我慢強いのか、暇を持てあましているのでしょう。

 15/07/08

 「また朝更新ができなくなっているのでは」
 「まあ、一部にそういう話があるようですけれどもね、私はあくまで起床時間の自由、というのが約束されていると思いまして、これは憲法でも守られているのですから、当然のことですので、しかし国民の皆様にもう少しわかりやすい、また腑に落ちるようなですね、説明をして行ければと、思う次第でございます」

 ごめんなさい。

 15/07/05

 「父さん、おれロック・ミュージシャンになりたいんだ」
 「それだけはだめだ!」
 「じゃあ、連帯保証人はいいか」
 「――連帯保証人と、ロック・ミュージシャンはだめだ!」
 「じゃあ、泥棒はいいのか。詐欺師はいいのか。怪人はどうだ」
 「お前たぶん、ロック向いていないぞ」

 15/07/02

 広島弁は活字にすると間が抜けているな、と思いました。

 15/06/28

 えーっ、うそじゃろ、もうちょっとで六月終わり、えーっ、困るんじゃけど、なんとかならんのん、えーっ。どうすりゃあいいんよー。

 15/06/26

 会議のメンバーが囲んでいる机の上には机が載っていて、さらにその机の上にも机が載っている。天井を越えてどこまでも机が重なっている。メンバーは机の脚を見ながら会議を続ける。
 「どうすればいい?」

 15/06/18

 「どうして山田さんは山に登るんですか」
 「そこに山が、あるからですね」
 「どこですか」
 「そこですよ」
 「ありませんけれど」
 「えっ、いや、その山ですよ」
 「どれですか」
 「あれです」
 「あれは家じゃないですか」
 「じゃあ家に登ります」

 15/06/14

 第14回シャレオ古本まつりが行われました。

 「Sπ」 (虫コミ) 虫コミは嬉しい。
 「夢の宇宙史」 (河出) 澁澤龍彦。
 「やぶれかぶれ青春記」 (ケイブンシャ) 小松左京。
 「わが赴くは蒼き大地」 (早川JA) 田中光二。
 「スフィンクスを殺せ」 (早川JA) 同上。
 「大阪人」 (2006/9) 古本特集だったので。
 「もっと逢いたい…有希子」 気がついたら買っていました。ううむ。

 15/06/13

 ケンシロウ「あたたたたたた」
 敵「いたたたたたた」
 ケンシロウ「ありそうなネタだなあ」

 15/06/08

 中原中也の詩集(いろいろ収録したベストオブ、みたいなやつ)を読んでいるが、本当に良い。「詩」とはこういうものかあ、と私も詩を書いているのでこれはもうたまらん気分である。比べてどうする。

 15/06/06

 来年の今日は「悪魔の日」みたいになりそう。そのころ私は何をしているのかしら。マリーはそう考えて、ほおづえをつきました。ジルが声をかけました。

 「マリー」
 「なあに、お姉さん」
 「ほおづえなんか、つくものじゃなくってよ」
 「ああら、そうしたら天使さまが逃げてしまうとでもいうのかしら」
 「いや、歯並びよ」
 「歯並び」

 15/05/31

 フタバ図書のリサイクル館で文庫本を見ていると、店員さんが来た。私を見つけて「いらっしゃいませー」と言う。やがて別の棚へ移動すると、また鉢合わせする。「いらっしゃいませー」と再び言われる。心なしか言い方に「あっ、この人」という感じが漂っている。

 15/05/27

 とあるサイトでずっと眺めていた人が、以前、読んだ本の著者と同一人物、というのを発見して、これこの人だったんかいーという気分になりけり。

 15/05/24

 「高橋くんとー、横井くんがー、掃除の時間にーふざけて遊んでましたー」
 「そうよそうよー」
 「ちげーよ、おれ、掃除してたもーん」
 「おれも掃除してたもーん」
 「どこをしてたっていうのよ、あんたたち雑巾で野球してたでしょー」
 「そうよそうよー」
 「走者一掃だよ、なー」
 「なー」

 15/05/21

 「市民ホールがどこか知ってますか」
 「知りませんなあ」
 「あ、でもそれ、自分が知らない、ということを知っているんですな」
 「無知の知ですか」
 「そんなことまでご存じとは。流石だなあ」
 「それよりあの、いいんですか、あなた、ホールの場所は」
 「無知の知かァ」
 「あちゃあ」

 15/05/19

 青春はもう来ないけれど、毎年春はやってきます。えへっ。でもね、わたし知ってるの。その春は、なぜか小鳥も鳴かず、花も咲かず、DDTが――。

 15/05/12

 押すな押すなの大騒ぎで大相撲中継は終了いたしました。

 15/05/11

 アラーム。目覚まし。テレビ。携帯。メール。送信。着信。顔文字。起床。方程式。狸。それは別。眠る。グレート東郷。結局まだ。遅い。教祖。鳥の話。あまり受けない。眠る。洗顔。石鹸。逸脱。後半へは続かない。まだ午前。歯みがき。少量。そういえば冷蔵庫。起きている。まだ、起きている。

 15/05/06

 今回はシャレオ古本まつりのレポートを書く時間がとれませんでした。次回また。

 一応買ったもの。
 「バラエティ」(1982/1月号) 饅頭こわい「デビルマン」、「セーラー服と機関銃」など。
 「タイムマシンのつくり方」 広瀬正の全集、集英社文庫。
 「サマーフィールド」(サンコミ) あすなひろし。
 「宇宙のあいさつ」(早川JA) 星新一。
 「フィギュアマニアの基礎知識」 なんとなく購入。
 「数学受験術指南」 森毅。
 「セカンドマン」(スターコミックス) 横山光輝。
 「歩行文明」 真鍋博。
 「気球に乗った異端者」 海外SFの短編集。
 「初代川柳選句集」(上下) 難しいが、たまにわかって、笑えるものがある。

 15/05/02

 いいか、昨日はなにも言っていない。そういうことにするんだ、わかったか。おい、あ、やめろ!

 15/05/01

 早起きしなけあなりません。

 15/04/21

 ポール来日のニュースが流れるが、かかっているBGMは「ヘルプ!」。それはジョンの曲だろう、と地を拳で割るような(一突きすると割れ目がどんどん伸びていく)思いになるが、途中でBGMが変わった。
 「ア・ハード・デイズ・ナイト」。それもジョンの曲なのになあ。

 15/04/10

 ツイッターをやめてしまいました。時間を食うので、最近は投稿も閲覧もせず。なんというか申し訳ないような気がしたのと、単純に投稿に飽きてしまったのが原因です。
 実はサイトを始める前にもツイッターをやっていたのですが、そのときも三ヶ月くらいでやめてしまいました。私はつぶやくのが苦手なのかもしれません。ううむ。

 15/04/01

 あけましてエイプリルフールおめでとうございます。よい一年になりますやう。

 15/03/28

 人の夢と書いて、人の夢ですね。(今日から使えるジョーク)

 15/03/26

 だいぶ朝更新に戻ってきました。最近は「日本語の書き方」「文章術」系の本によく目を通すのですが、自分の文章を見直すきっかけになるのはいい反面、届いたチラシなどを見ても「やってますじゃない、やっていますだよ」と気になりだすのが問題。
 また、自分で書くときも「ここは、『やってます』にしたほうがリズムいいなあ」と思っても違っている気がして書けないようになったり、いろいろ大変です。拘りすぎても良くないんだろうなあ。

 15/03/23

 エイプリ更新をどんなものか考えたりしているうちに、朝更新ができなくなっているので、なんとかします。

 15/03/14

 古代のある帝国に、こんなエピソードがある。壁に書かれていた古代文字を学者が解読すると、こう書いてあったそうだ。「近頃の若者は、ホワイトデーなどと言って、やりきれぬよ」と。

 15/03/09

 図書館で借りたCDの音が飛ぶ。しかし、聞いていたのはYMOで、「タタタタタタタ」と鳴り続けるトラブルもそういう曲なのかな、と平然としていた。

 15/03/07

 昨日「慇懃無・レートルズ」という駄洒落を思いついて、気分は高揚、天井なんてない、青空が広がっているだけさ、という気分になったが、だんだんと自分が考えたギャグではなくて、誰か別の方の言っていたギャグのような気がしてきた。もはや天井はただの天井、だんだん、だんだんと下降している。

 15/03/06

 ちょうどいい時間のバスだけない(自由律)

 15/03/04

 スーパーマーケットのお菓子売り場に小学生は低学年の女子がいて、子供は断然お菓子だよな、と思っていましたが、それがホワイトデー・コーナーだったと知って。その年から、この。

 15/02/25

 男はロボットと戦っている。足のないロボットだ。代わりに台車に乗って動いている。その動きは俊敏であり、難儀させられる。手は三本で、トゲとドリル、はさみに分かれている。男は剣と盾で防戦する。

 しかし次第に追い詰められる。ドリルを盾でかわし、トゲを剣で防いだが、はさみが迫ってきた。男は逡巡する。その迷いが仇となる。首を落とされる。すると、その傷口からもう一本の手が生える。はさみをむんずと掴んで、一撃で破砕する。ロボットが言う。

 「ソンナ手ガ、アルトハ」

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