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12月の春日記


2014年12月01日(月)

 「民事訴訟特別告知書」が届きました。

 「給料差押え、及び、動産物、不動産の差し押さえ(ママ)」が行われるらしいです。期日は数日前でしたが、携帯をほとんど見ないので、今日初めて気づきました。

 純粋な子供「どうして携帯を見ないの?」
 私「(笑顔)」

 ちなみに、この告知書、お問い合わせ先のURLが「http://yakusho~」でした。これで「yakusho!! 大変だ、役所だから本物だ!」とかなる人がいるなら、むしろ見たいな、という感じです。

2014年12月02日(火)

 数ヶ月ぶりに、ステレオを使おうと思い立ちました。

 CDを選び、おもむろにプレイヤーの開閉ボタンを――押したつもりが、押したのは再生ボタン。たちまち入ったままだったCDがかかるのです。

 「テンテーン」「えっと、これは」

 ドレミファドンか。一人で受けましたが、我に返って、停止ボタンを押しました。次こそ開閉ボタンを選択、新しいCDに換え、また開閉ボタンで閉めて、読み込みを待ち、再生ボタ――。

 「ウィーン」「あっ、また開閉ボタンだ……」

 今度は受ける気もありませんでした。

2014年12月03日(水)

 12月へカレンダーをめくったら、クリスマス!て感じでした。

 が、マーベルコミックスのカレンダーはスパイダーマンを筆頭としたヒーローたち、バムとケロのカレンダーは可愛い食事風景だったので、大丈夫です、元気です。

 あと、月のカレンダーも月の満ち欠けが載っているだけで大丈夫、日本地図のカレンダーも地図だけが載っていて、スヌーピーのカレンダーだって順調、花のカレンダーにはカトレアが掲載、マツダの車が載っているカレンダーにはマツダの車が掲載、ユニセフのカレンダーは子供の描いた絵画、イタリア車のカレンダーはイタリア車が載っていますけれど、これは3月以来めくっておらず、鳥の絵が描かれているカレンダーも問題はなく、ミッフィーのカレンダーはいつか風で落ちて以来かけるのが億劫で放置していましたけれど、でも、大丈夫です、元気です。

2014年12月04日(木)

 家族と車へ乗っていたのです。

 ラジオ「砂キムチとか、あとはそうですねー」

 私「砂キムチって何」
 家「ツナキムチでしょう」
 私「」
 家「砂は食えん」

 そのとおりだな、と思いました。

2014年12月05日(金)

 前に悪夢を見て以来、眠りに着くのに不安が。というか、考えれば「眠る」自体怖いことかもしれません。だんだん意識が遠くなり、ふと気づけば朝。

 下手すると死ぬときもこういう感じか、と思うと恐怖です。まあ、「眠るがごとく大往生」なので鉄の処女に入れられて死ぬ、とかよりは一応マシですけれど。

 さて、怖いといっても結局睡魔には勝てず、そのうち寝てしまいます。だから起きたとき、幸せだなあ、て感じるんすよね。今日をまた過ごしていける。それもすべて唯一神、パラゴニヤ様のおかげっすよ。

 じゃあ、祈りの儀式があるんで、また!(なにがじゃあですか)

2014年12月06日(土)

 「先立つ不老をお許しください」。

 「先生、不老なのに先立つとはどういうことですか」
 「そうだな、ポイントは『不老と不死の違い』、にある」
 「あっ、そうか」
 「ついでに、『不老くんが不死さんに宛てたものではないか』と推測できるとなお良いな」
 「ははー」

 こういうことを考えている間にも、一日が過ぎていくのです。

2014年12月07日(日)

 話題の危険ドラッグ。中には、検査を行っていない商品も多く、ほとんど人体実験のように新薬が使われていたりもするそうです。

 で、思ったのが「薬を使ったら変身するかも」、ということ。使われた前例のない薬たちですから、使用者が突然猿化する可能性もないとは言えないのです。

 猿「そうして俺は猿になった」
 人「へえ、じゃあ、また進化からやり直しか」
 猿「うきー」
 人「切ないなあ」

 危険ドラッグの流行が止まるといいな、と思います。

2014年12月08日(月)

 向こうから近づく男子高校生がなにかを食べていたので、気になったのです。

 すれ違うとき見ると、おにぎりでした。おにぎり食べ歩き。ううむ。コンビニのではなく、手作りらしかった(ラップに包んだやつだった)のが、一つの救いでしょうか。救いて。

 そうこうしていると、今度は近くのコンビニ店員さんがお弁当を九個くらい入れた袋を抱えて走って行きました。あっちにも食、こっちにも食。 全体この町はどうなってやがるんだっ。

 ――へへっ、でも面白え。やってやる。俺ァやってやるよ! の辺りで正気に返りました。

2014年12月09日(火)

 私「振ろう」シャカシャカ
 缶「振らないでください」(書いてある)
 私「」

 私「振ろう」シャカシャカ
 缶「振らないでください」(書いてある)
 私「」

 一見同じように見えますが、上は五日の出来事、下は今日の出来事です。こうなると、問題は缶にある気がしますね。 しません。

2014年12月11日(木)

 よく、椅子にもたれてはいけません、て言います。姿勢が悪くなる、と。

 しかし、あの背は「背もたれ」という名前なわけで。つまりそもそも「もたれ」るために作られた部分なのです。それを姿勢だなんだと語ることに意味があるのか、少し疑問に思います。

 「もたれ」は「もたれ」て使うべきなのです。実際、お兄さんも小学生以来「もたれ」てきましたけれど、そのせいか今姿勢悪いですし――。

 (反面教師オチ)。

2014年12月12日(金)

 お兄さんは天てれを大体見ているのです。流石ロr――。

 ともあれ、天てれ。木曜日は毎回「生放送」になっており、データ放送でちょっとしたゲームに参加したりできます。ところが、昨日。

 諸事情で家に帰るのが遅くなってしまいました。そこで、有料道路を使ったり、ダッシュしたりで帰路のショートカットにつとめ、家の階段を駆け上がってテレビをつけたものの、ギリギリ間に合わず。

 「ああー」と落ち込んでいましたが、なんというか、いい年してお前はなんだ、という感じです。

2014年12月13日(土)

 段ボールに「おし」と書いてあるのを見ました。

 放送禁止用語か、と思いましたがたぶんそうではなく。一体なんでしょうか。

 「推し」→ オススメのもの
 「押し 入れ」→ 押し入れに入っていたもの
 「おし どり」→ 夫婦

 ううむ。「おし まい」も考えたものの、おしまいが入っている段ボールて。

 いや、この世の中。そんな段ボールの一つや二つ、開いているのかもしれませんね、と博士が言った。私は言葉に詰まった。娘から電話があったのは、そのすぐあとのことである――。

2014年12月14日(日)

 昔話の影響。

 それまでは大きな桃を見た人は驚いていました。「大きい!」と。しかし桃太郎以降、その桃を持って帰るのが普通に。さらに大きいつづらを見逃して、小さなつづらを選んだり、亀を見ては助けたり。

 自分の本来の判断(桃持って帰っても置くところない)を、昔話(桃から生まれた桃太郎)が上回り、実際の行動を変えていく。

 これは一種、洗脳かもしれません。それも親や先生に聞かされていたのですから、その効力は絶大。そう、俺たちは最初から桃を拾うようにインプットされていたんだよ! ナワヤ!

2014年12月15日(月)

 消したい話。

 私の使っている携帯では、メールを受信すると「new」と表示が出るのです。届きましたーみたいな。

 まあ、大概友達がいないので基本は親、もしくはドコモからのお知らせメール届きましたーなのですが、問題は出てくる「new」。

 この「new」がメールを開くことで消える仕組みになっているため、にわかに消したい、解決したい、という思いを抱いてしまうのです。結果、お知らせメールも欠かさず閲覧、という。ドコモ情報なら任せてネ!

 ネ!じゃないです。

2014年12月16日(火)

 この前イノシシを見ました。車の同乗者が「あっ」と叫ぶのでそちらを見るとイノシシ。干支(五年後)。

 イノシシなんてもっとすごい田舎か、もしくは山の中にしかいないと思っていましたが、こういう(山近くとはいえ)普通の道路沿いにも出てくるものなんですね、干支。

 よく、餌不足で人里に熊や猿が、と聞きますけれど、このイノシシも同じなのかもしれません。あ、そういえば喫茶店が近くにあった。いや、それともあのお好み焼き屋か。

 イノシシ「豚玉一丁!」

 そこはその、踏み止まれ。

2014年12月17日(水)

 小学生の女の子二人。

 A、B「なんとかー」(歌う)

 A「ちがうって!」
 B「ええっ」
 A「CD持ってるでしょっ」
 B「え、あ……」

 「ちがうって!」の駄目出し感が有能な雰囲気でした。

2014年12月18日(木)

 さあいよいよ迫ってきました。「人類滅亡」。なんでもマヤ文明の暦が――暦が――。

 さておき、本当に迫っているのは年末なわけです。年賀状です。これはお兄さんの話ですが、

 母「あんた今年は年賀状何枚いるんね」
 お「去年と同じ」
 母「……」

 こういう人間関係の発展しない具合を思い知らされたりします。 落とし穴です。

2014年12月19日(金)

 通り道で、ゴミを捨てるな! とお怒りの家を見ました。看板も三枚置いてあり、

 「捨てるな!」
 「捨るな!」
 「捨てな!」

 意味が変わっているのです。「捨てな!」て。そんな景気よく言われても、と思いました。

 しかし何よりの問題は、ゴミを捨てる人の存在。それがなければ、もとより看板も怒りも生まれません。車なんか乗っていても窓からポイーな人を見かけますが、反省を促したいですね。

 ゴミは家に捨てな! と。家ならきっと、きっと大丈夫だから! と。 誰ですか。

2014年12月20日(土)

 「するめ」を「あたりめ」と言ったりします。「する」は縁起が悪りいンだ。しょうがねえ、言いかえらァということです。以上、ギャンブラーでした。

 それはともかく、この考え方で行くと気になるものがあります。「マイク・タイソン」です。「ソン」というのはやはり良くないように感じます。そこで、得に変更すると、

 「マイク・体得」。

 これはいけません。いつから司会者になったのか聞かれそうです。遠きはギャンブラーへの道。

2014年12月22日(月)

 半ズボンでバスを待っている少年。制服でしょうが、寒そうです。

 他にも縄跳びをする少女、駐車場で雪合戦大会の三人組、いろんな子供を見かけました。お前ら寒くないのか、と心配になります。

 子供は風の子とはよく言ったものです。ここで、「ぼくは風邪の子ですけど(笑)」というギャグが出ると大人が確定します。大人の階段はこんなところにありました。

 ところで最近、去年や一昨年、自分に来た年賀状を読み返しているのですが、なんだか自分だけ成長していないな、というような有様でした。大人の階段を上るべきかもしれません。

2014年12月23日(火)

 今朝、夢うつつに寝室のテレビを聞いていました。
 その番組が「きかんしゃトーマス」。で、これ、毎週日曜、朝七時からの放送ですから、ぼんやり「今日は日曜で、今は七時か――」と考えていたものの。

 「きかんしゃトーマス クリスマススペシャル 午前9時00分~」。

 騙された。トーマスに騙されました。

 スペシャルは別にかまいませんけれど、時間が遅れるのは困ります。機関車なら遅れるな、と。

2014年12月24日(水)

 クリスマスイブというので、恐る恐る町へ出かけたものの、思いの外、平静です。

 時計屋やお菓子屋、建築事務所にツリーがあったり、サンタに扮した店員がいたりはしましたが、そんなことなら楽勝です。ソーハッピークリスマスです。

 朝ラジオの二つの番組で両方、山下達郎がかかったときは、どうかと思いましたけれど、こうなってみれば全然平気。普段の水曜日と同じ水曜日でした。

 あとは、残りのたった四時間とクリスマス本番だけですね。ははは。ちょっとです。

2014年12月25日(木)

 前に「十二月のカレンダーはクリスマスの絵が多い」と書きました。
 そして思ったのは、二十六日からどうするか、ということです。近頃は下手すると十一月からクリスマス風情だったりしますし、クリスマスまでならその絵もオーケーでしょう。けれど、終わったあとは。

 二十八日に町をサンタの格好で歩いていたら、「あの人遅れてるゥ」と笑いの的です。が、ことカレンダーでは同じ状況が許されています。これは一考せねばならぬ問題です。

 そこでツリーを門松、サンタを法被に描きかえて新年の先取りを、など考えたものの、とても十分とは言えません。今年の年末はこの問題に費やさなければ。 「年末は忙しい」、実感します。

2014年12月26日(金)

 接待ゴルフに接待麻雀。学生の私には難しい世界ですが、そういうものがあります。しかしこの不景気、ゴルフも麻雀もお金がかかるなか、新しいのを思いつきました。「接待クイズ」。

 「羽で飛ぶ、くちばしのある生きもの、なんでしょう」「ううむ、難問だね」「ヒント、と」「鳥! それ鳥だろ!」「正解! さーすが部長ー」。

 馬鹿のように見えますが、お金はかかりません。無料です。それに、接待の目的である「相手をご機嫌にする」と「クイズで正解する楽しさ」には意外と近いものがあるのではないでしょうか。

 まあ、鳥で喜んでいるやつに接待が必要か、というのはあります。

2014年12月27日(土)

 ふと気づきました。私の家には、扇風機が三つある、てことです。

 一つ目は大柄な旧式。リモコンもありません。次の二つ目は新しく、細かい風の調整も可能です。リモコンもついています。最後の三つ目は小型。けれど羽カバーもあって、けっこう使えます。

 他にも、もっと小さいやつはいくつかありますが、代表的なものはこの三つに集約できるでしょう。そして彼等は今、家の廊下、和室の畳の上に鎮座ましましているのです。

 いや、片付けろ、と。

 十二月ですし、と。

2014年12月29日(月)

 朝起きたら、腰に走る痛み。日頃ストレッチもしない生活のせいなのか、寝違えたのか、はたまた寒さのせいなのか、と原因の心当たりはいっぱいですが、ともあれつらいです。

 で、なにを思ったか「手かざし」を試みてみました。特定の宗教に私がハマっているわけではなく、苦し紛れのつもり、冗談のつもり、「でした」。

 治りました。

 ええー。

 そういうわけで、ただの暗示だ、暗示だ、と自分を暗示にかけて過ごしています。

2014年12月30日(火)

 年賀状が完成しました。始めたのは二十七日と出遅れた感もあったものの、終わらせた今では、笑い話です(そうなのか)。しかし余計なタイムロスもいくつか。

 まず「いよいよ二〇十四年!」です。自分でも阿呆だな、と思います。次が「松本」です。本当は「松元」と書かなければならなかったのですが、流れで「本」にしてしまいました。さらに、それを二回やりました。

 いよいよどうしようもありません。

 これで「不運納め」になって新年からは安穏と過ごせたら、いいんですけれど。

2014年12月31日(水)

 そろそろ今年も終わります。

 半年ぶりの個人的ニュース。
 07月 「演習」の企画に参加
 08月 旅行先から更新
 09月 旅行先から更新しない
 10月 カギ括弧の量が増える
 11月 減る
 12月 年賀状を書き損じる

 では、みなさまよいお年を。明日の準備に時間をとられて短い日記ですが、まあ一つ。

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