春工船  全 民 衆 の 味 方

プロレタリア日記

 本日は同志スターフカによる企画提案を受け、当サイトも真の姿たるプロレタリア路線を皆様のお目にかけようと思う。鑑みれば、当サイト「春のショットガン」はノンポリの烙印を押されてしかるべきサイトであった。書いていることといえば、「変な看板」「変な人」「これが美味い」くらいのものである。「昨日 友人と~」といった話は全然ない。まさに管理人の孤独な日々が色濃く表されている。「昨日彼女と~」も当然ない。繰り返す、当然ない。

 閑話休題。ともあれ、今日このサイトは共産だ。そこで、それらしく、社会への意見を述べて みたい。それは「んー♪」問題である。テレビジョンで、食レポ番組が放映される時のことだ。私はそんなもの見たくないのであるが、資本主義社会を捨て、共同生活を送る(実家暮らし)関係上、たまには見なければならない。そして、その画面に現れるのが「んー♪」なのである。

「○○屋のステーキでーす」
「わー!」
(口へ運ぶ)
んー♪」(目を開いて頬をふくらまし、笑顔をたたえて)

 なにが「んー♪」なんだ。私は聞くたび苦い思いがする。そもそも、いくら美味しくても「んー♪」などと言うことがあるだろうか。私も、たまに美味しいものを食べるが、口元を緩めるくらいである。「んー♪」のような気が抜けた叫びを発しはしない。

 もっとも、「美味しいです!」(口内の咀嚼しかけステーキを見せながら)とはいかないので、「んー♪」と言っている、という彼らの理屈も分かる。彼らも結局無産者なのだ。プロダクションへ所属し、搾取を受けながらも、食レポへ行けば「んー♪」と言わざるを得ないのである。

 でもやっぱり、どうも「んー♪」は苦手としか言いようがない。なにか「あざとい」「かわいこぶる」あたりも感じてしまう。テレビジョンは民衆を変えるものだ。そのうち、市井の女学生も「んー♪」などと言いだすのではないか。下手するともう言っているかもしれない。まことに憂うべきことである。食レポなどと言っているが、あれは日本国民の奥ゆかしき食文化を破壊する工作なのではなかろうか。

 そこで、私は強く主張するのだ。共産化を、である。さあ同志よ立て、農民は解放を叫び、労働者は団結せよ! これまでの一切の社会秩序を強力的に顛覆し、反抗者には粛清を!

 ――どうした、その顔は。「んー♪」が苦手、の話題がなぜ共産化へ繋がるのか、と聞きたいのか。なに、簡単であろう。共産化が進行すれば、我々の食料は欠乏し、食レポ番組も中止になるからに決まっているではないか。 


今日の前進 「春日記」


当サイト「春工船」は、プロレタリアート的なテキストサイトです。


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